スレッド No.160


[160] 我が家からひっぱりだしました(爆)
投稿者名: ふぉうりん (ホームページ)
投稿日時: 2001年6月14日 01時01分
 親父からの小包が届いた。中には手紙が添えてあった。
 手紙の内容はこうだった。

この支天輪という輪を心清い者が覗き込むとあらゆる不幸を跳ね除ける「守護月天」の護りを得られる・・・・って、おい! 世の中そんなおいしい話が簡単に転がってると思ってるのか? 親父。これは怪しい行商人にでも騙されたに違いない。
 俺はため息を一つ吐く。
「大体俺は心なんて清くないから問題外じゃねえか。」
 などと言いつつ、つい輪を覗き込む・・・あれ? 向こう側が見えないぞ? どういうことだ? などと思っていると中から光が溢れ出す!

 ピカー!

「うおっ!? 何事だ?」
 中から溢れた光が人型を成した。そして、
「はじめましてだよ! 御主人様・・・じゃなくって祐一。」
 ご、御主人様? まあそれは置いておいて何故かそこには、妙な癖毛(触角?)を生やし、中国風の格好をした、名雪が立っていた。
「ちょっとまて名雪。何故お前がこんな格好をしている?」
 名雪は眉毛をハの字にして、
「名雪じゃないよ。守護月天なゆりんだよ!」
 なゆりん!? 一体どうしたというんだ? 何があった名雪?
「お前は名雪だろうが! 何がなゆりんだ!」
 俺は力一杯否定する。
「ううん。なゆりんだよ! なゆりんったら、なゆりんなんだよう!」
 だめだ。こいつはどうあってもなゆりんと言い張るつもりらしい。こいつは見かけによらず頑固なんだ。諦めよう。そう思った。そして次なる疑問が沸く。
「そうか。俺の心は清かったのか。自分でも驚きだ」
 おれが自らに関心していると、なゆりんと言い張る名雪は、
「別に祐一は心は清くないよ。」
 あっさり否定しやがった。実に不愉快だ。
「じゃあなんで、呼び出せたんだ?」
 俺としては当然の疑問だ。
「え? それ? ああ、祐一だから特別。」
 なんだか嬉しいような悲しいような、複雑だ。でもそれだけではよくわからん。
「でも、なんで特別なんだ?」
「私が出てこないと、話が進まなくて困る人が居るから。だから特別。」
 なんだか物凄く不愉快になった。今回の俺の心の清さうんぬんはどうでもいいのか? 単に展開の為だけに出てきたと。考えれば考えるほどムカつく。でも、話は一応進めようとする律儀な俺。
「で? お前は一体何が出来るんだ?」
 するとなゆりん(もう諦めた)は得意げに、
「祐一をあらゆる不幸から守る為に色々出来るんだよ。でも、わたしはこの世界の常識を知らないから、これから罠を張ってくるよ。」
「おっおい!」
 わざとやってないか? あいつ。
「邪魔しちゃ駄目だよ」
 そういうとなゆりんは支天輪を構えて呪言を詠唱し始めた。
「天明らかにして星きたれ! 来々折威!(せつい)」
 そう唱えると支天輪から球をしょったような小人が現れて俺に覆い被さって、押さえ始めた。
「何じゃこりゃ? 重くて動けないぞ!」
 廊下からなゆりんの声が聞こえてくる。
「来々羽林軍! 来々天高! 来々塁壁陣!」



 暫くして、なんだか一仕事終えたような良い顔をして、なゆりんが戻ってきた。
「これで一安心だよ。」
 おれはその言葉を聞いて、とてつもなく不安になった。どこまでもマイペースな奴め。
 その後、案の定廊下から、あうー!? という真琴の悲鳴が聞こえてきたのは言うまでもない。


 おわり?


続いてぶっ壊れたネタその2をば


 キリュウの目覚まし

ル 「ねえねえ、シャオリン」
シャオリン(以下 シャ)「何ですか? ルーアンさん」
ル 「ちょっと、コレにこの紙に書いてあるセリフを吹きこんで頂戴」
シャ「?? 別に構いませんが、これは一体なんなんですか?」
ル 「そんな事あんたが知る必要は全く無しよ。強いて言えば作者の欲望、人聞きを良くすれば、読者サービスってところね」
シャ「なんだか、良く解りませんが。わかりました。コレを読めば良いんですね?」


 深夜、キリュウの部屋の前
ル 「さあ、行ってらっしゃい。陽天心召来」
 陽天心を掛けた。ある物をキリュウの部屋に忍び込ませた。所定の位置着いたら。陽天心を解く。これで仕込は完了だ。
ル 「うふふ、これで明日の朝が楽しみね」

 
 朝キリュウの部屋
AM7:00

 ピピピピピピピピピピピピピピピ

 凡人用目覚ましが鳴る

 頭が起きかけた、五月蝿いので止める。

 カチャ

 三分後第二目覚まし発動。声のでるタイプだ。私の声で「万象大乱」と吹きこんである。
 
 ところが、

「あさ〜、あさだよ〜 あさごはん食べて学校にいくよ〜」

 な、なんだこれは!? こんなもの私は吹きこんだ覚えはないぞ。これは一体なんなんだ? 眠気を・・・誘・・は・・つ・・・す・・・・る・・・・・・・・・・・・

 
 キリュウ沈黙


 その日の朝の七梨家食卓
太助「キリュウ遅いな」
ル 「今日はあの子は多分起きて来ないわよ」
太助「なんでだ?」
シャ「どうしてですか?」
ル 「それは、ヒ・ミ・ツ(ハートマーク)」
シャ・太助「??」
 二人して首を傾げた。
ル 「それよりご飯片付かなくて、勿体無いわね。あの子分私に頂戴!」
 あんた、ソレが目的かい?
シャ「え? でも・・・キリュウさんの分も残しておかないと」
ル 「いいから、起きて来ないあの子が悪いのよ!」
 強引に押し切ってキリュウの分の朝ご飯をゲットするルーアンであった。


おしまい


あとがきのようなもの
言わずと知れた声優ネタです(爆)
なんだか最近(?)「月天+カノン」ネタをよく見るので、調子にのって我が家から引っ張りだしてしまいました(爆)
読んだ事のある方も居るはずなので、感想は別にいりませんよ(笑)

[164] わたしは・・・
投稿者名: 空理空論 (ホームページ)
投稿日時: 2001年6月16日 12時57分
>わたしはこの世界の常識を知らないから、これから罠を張ってくるよ
これで私には十分です。
つーか明らかに確信犯やないか。(笑)
楊明にも是非こういうふざけた言葉を喋らせなければ(爆)

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