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ある公園ー
「天使様は・・・まだ来てないな。」
たかしにぃはベンチに座る。
え？何をしてるかって？えへへ、それはね。みてからのお楽しみだよ！
「亞凛先輩ーーっ、あれ？」
「花織ちゃん！？」
「野村先輩ぃ！？」
あはは、見事にばっちりーーっ♪
「なんで野村先輩がここにいるんですか！！」
「なんだとーっ！！俺は天使様に呼ばれただけだよ！！」
「あたしだって亞凛先輩に呼ばれたんですよ！もう！」
そういって花織ちゃんもベンチに座る。わ〜同じベンチに座るなんてなんか乙女ちっくって奴だね〜。
「ふう・・・。はあ・・・。」
「なっ、なんですかその溜息は！！あたしだって野村先輩なんかと一緒にいたくないですよ！！え〜え〜わかりましたよ。そんなにいうんならあたしはたちますよ！！」
ばっとたってふんっとする花織ちゃん。もお、駄目じゃないか〜。
このままじゃ、いけない・・。よし
「風子力」
小声でいうと水蒸気の小人が現れた。
「風子力・・・ようめいねえに変化」
ふわっとようめいねぇの姿になる。
「いってらっしゃいねーっ」
そういって風子力を見送る
「花織ちゃん、野村さん」
「よ、楊ちゃん！！」
「ようめいちゃん。」
「亞凛さんをお探しなんでしょ？じゃあ私が教えてあげるよー。」
にっこりと風子力は笑う。二人はもちろん頷く。
「えーと・・二人が一緒に遊園地などいけばいいのです。おわかりましたか？」
もちろんその言葉に二人は反論する。
「なんでだよ！！それってデートってことだろ！！」
「そうですよ！だれが野村先輩なんかとデートなんかっ」
「二人ともデートっていうのは好きな異性とするってことですよ。それをデートっていうってことは結構意識してるんじゃない？」
そうすると風子心がにこりと笑う。・・そっくりだあ。
そういうともっともっと反論した。
「でも、亞凛さんはそのかわり、絶対二人にとってためになることを教えてくれるはずです。それでもいいというなら私は止めないけどねっ。」
しばらく二人はだまり・・考え出した。
「仕方ねえ・・・。やる」
「あ、あたしも！！」
二人とも結構単純だなあ・・。でもこれで計画ばっちり！
遊園地
「ま、まずどこいきますか？野村先輩！！」
「そうだな・・。やっぱり遊園地といえば！！ジェットコースターだろ！！」
ぴゅーっ
「あっ、ちょっと！！まってくださいよ！」
その野村にぃを花織ちゃんが追いかける。たかしにぃってば・・・。
「はーっ、もう・・・。いきなり走りだすんじゃないですよ！！」
「少しはダイエットになったろ。」
「なっ・・・。ぬわんですってええええ！！！」
どごん！！
あちゃー・・・。もう。
「・・・あ、ほらもうそろそろだぞ。」
ぼろぼろになってたかしにぃがいう。だけど花織ちゃんはまたせ怒っている。
「出発しまーす。」
がた
「きゃっ！！びっくりしたあ〜・・・。」
「な、スリル満点だろ！！」
「そうですねっ」
あ、笑顔でいっている。
はっ
（気を許しちゃだめなんだから！！）
がたごとがた・・・。がたーーーん！！
「きゃーーーっ、楽しい！！」
しゅーー・・・・う。
「あーもー最高ですねっ。次なにいきます？」
「そだなあ。じゃあひやっとするお化け屋敷いこーぜっ」
「・・・は、はい。」
なんかいいふいんきだなぁ♪でも花織ちゃんお化け屋敷苦手みたい。
「きっとここに首がなかい女の人がいるんだ。・・・ここには笠お化けがきっと・・・。」
そうか、乙女ちっくだから。
「なんだあ？怖いのか？じゃあ俺の肩につかまっといてもいいぜ。」
「・・いいですよ！それに怖くなんかないし。」
結構意地張るんだなあ・・・。
「うらめしや〜」
「きゃああああああ！！！」
あっ
花織ちゃんはいつのまにかたかしにぃに抱きついていた。
わ〜記念写真〜。
「・・花織ちゃん・・・？」
たかしにぃは驚いたような顔をしている。
「ごっ、ごめんなさい！！い、いきましょ！！」
いいふいんきだなあ。
その後もいいふいんきなどが続いたまま、夕日がてらしていた・・。
観覧車
二人とも黙っていた。せっかくの観覧車なのにな〜
“たかしにぃのことどう思ってるの？”
（別にどうも思ってないですよ！こんなアホ！！・・・たしかに助けてくれたり、明るくてお兄ちゃんぽくて応援してくれるけど・・。私が好きな人は七梨先輩なんですから・・・。そういえばどうして私は七梨先輩のこと好きなのかな。優しいから・・？多分そうだよね。でも野村先輩も・・。）
「野村先輩は・・・あたしのことどうおもってるの？」
ちらっと花織ちゃんはたかしにぃを見る。
・・・かしにぃは眠っていた。でも静かにすやすやと。
「・・・っ、本当にアホですね〜・・。」
笑いをこらえたようにくすっと笑う花織ちゃんは少し嬉しそうだった。
その後、二人とも帰ったけど花織ちゃんが途中で寝ちゃってそれをたかしにぃがおぶってあげた。
二人にとってためになる話しはいわなくてもいいよね。
いつか分かるときがくるから・・・。
あとがき
これでこのお話しは終わりです。なんかラブラブのお話でしたね。今度はもうちよっとぼっとしたお話しをかきたいです。
では |
