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＊あくまで番外編です。
本編で同じようなネタが書かれる場合が考えられますが
その場合はこの話のこと忘れてください。
こんな話なんて最初からなかったって、そう思ってください（笑）
（まぁ完全にかぶることはないと思うんだけどね）
ゴールデンウィークの翌週の日曜日の朝。
ルーアンと太助は朝食も終わり、リビングでお茶を飲んでいた。
「ねぇ、たー様。」
そうしているとルーアンが唐突に口を開いた。
「どうした？ルーアン？」
「どこかいかない？」
「え・・・。」
ルーアンにそういうと、太助はあらかさまに
いやそうな顔をした。
「なに、たー様、ルーアンと一緒にどこか行きたくないの？」
その顔を見てルーアンがいう。
「……いや、そういうわけじゃないけど今日は家でのんびりしたいかなーって。」
「昨日もそんなことを言っていなかった？」
ルーアンにそういわれ、太助はたじろぐ。
そうである。土曜日が毎週休みになったおかげで
毎週二日間、休めるのである。
一日休んで一日遊ぶ。そういうことが可能である。
そういえば確かに昨日も太助はそんなことをいったのである。
「いや、今日ものんびりしたいかなーって。」
冷や汗交じりに太助は言った。
「ジジくさいわねー、たー様。若者なら、
もう少し、外に出るべきよ。」
そういって、ルーアンはため息をついた。
ピンポーン
そんなことを話していると玄関のチャイムが鳴った。
「あら、翔子ちゃんかしら。」
玄関のチャイムの音に反応し、ルーアンが言った。
「おれ、出てくるよ。」
そういって、太助はリビングから出る。
山野辺だったらやっかいだなー。
また、どこかに行くことになるんだろーなー。
そんなことを考えながら、太助は玄関のほうに向かう。
とりあえず彼のために弁明しておくと
ゴールデンウィークはずっとルーアンと山野辺と一緒に
毎日、いろいろなところに行ったのである。
だからこそ、彼にとっては今週ぐらいはゆっくりしたいのだが。
そう思いながら、太助は玄関の扉を開けた。
「はい、どちら様…」
「お久しぶり―太助。」
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バタン
数瞬後、太助は急いで扉を閉める。
「え・・・？」
予想外の行動にあいては驚いたようだ。
コラ―、なんで閉める
相手はまだ、何か騒いでいるみたいだ。
とりあえず無視して太助は急いでリビングに戻る。
「ルーアン！！」
太助は思いっきり叫んだ。
「なに、どうしたの、たー様。」
あまりの剣幕にルーアンが驚く。
「ちょっと隠れててくれ。」
「はい？」
「いいから二階の部屋に隠れててくれ。」
太助はそういってルーアンを促す。
「なになに、どうしたの？」
とりあえず、ルーアンは太助と一緒に二階に上がる。
「ルーアン、しばらく隠れててくれ。」
「分かったけど、たー様、いったいどうしたの。」
「説明は後でする！だから見つからないようにしてくれ」
そういって、太助は下に降りる。
「なによ、たー様、いったいどうしたの？」
ルーアンは一人そんなことをつぶやいた。
ガチャ。
改めて、太助は扉を開ける。
そこにはちょっと不機嫌な顔をした女性がいる。
もちろん、さっき家にきた女性である。
「太助、何でいきなり扉を閉めたんだ？」
「いや、あまりにも久しぶりで驚いちゃって。」
「訳分からんな。」
そういって、その女性はため息をつく。
「――――ま、とりあえず。お帰り、那奈ねぇ。」
「―――ただいま、太助。」
そう、そこにいたのは、彼の姉、七梨那奈であった。
アフリカにでも行ったのかこの一年で肌はすっかり焼けている。
太助はそんなことを思っていると那奈ねぇの後ろに人がいることに気づいた。
金色の髪をしていて、背は那奈と同じくらい。
肌は白く、どこかのんびりとした雰囲気がただよっている人だ。
年は、２０代後半くらいだろうか。
太助はあった覚えがない。
「そちらの人は？」
太助は那奈に聞いてみた。
「ああ、向こうで知り合った、同じ日本人の由利さん。
なんか気があったからつれてきた。」
「はじめまして、由利です。」
そういって、その女性はぺこりと頭を下げる。
「はじめまして、太助です。姉がお世話になっています。」
そういって太助も頭を下げた。
そのとき、由利という女性が体を震わせたことに
太助は気づかなかった――――。
あとがき
うーん、難しいね。久しぶりに（約一ヵ月半ぶり）文章を書くと。
手直しとかほとんどしていません。
（特に再開シーン）
完成したらふぉうりんさんのところに投稿するつもりなので
そのときは手直ししておきます。
完成したらね（蹴）
とりあえず、私の誕生日（６月２６日）までの完成を目指します。
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