スレッド No.179


[179] オリジナルかつ、ちょっと酷い話
投稿者名: 将明晶
投稿日時: 2001年7月2日 22時53分
そこには二人が向き合って話し合っていた。
「あのですね」
「はい?」
「いや…あの…」
「はい?」
「…大切な話ですからもう少し顔を引き締めて貰えません?」
「顔ですか?」
「ええ」
「(ニコッ)」
「(…ニコ)」
「無理です」
「笑みで言う事ですか」
「で、なんです?」
「彼は何処に?」
「彼と言うと…」
「以前ここに来た黒髪の少年です」
「ああ、あのコ…」
「………」
「………」
「なんですかその間は」
「ちょっと考え事を」
「一体何を?」
「なんてお伝えしようかな、と」
「それって…つまりは今私を欺こうとしたって事ですか?」
「悪く言えばそうかもしれませんが、良く言えば一時の苦しみを防いで差し上げた、というふうにも…」
「なりません」
「そうですか?」
「十中八九」
「まぁ…」
「まぁ…って」
「まぁそれはそれとして」
「いいんですかアナタそれで」
「別に私は構いませんが?」
「…いいですけど…」
「そんなにお悩みなら、多少は考えましょうか?」
「いいですよ、無理しなくて」
「別に一寸程の無理もしていませんが」
「………」
「………」
「あなた私をおちょくってます?」
「悪く言えばそうかもしれませんが、良く言えば彼方に気を使わせまいとする私の暖かい心遣い、という…」
「ふうには絶対ならんと私は思います」
「そうかしら?」
「100%」
「まぁ」
「…………」
「なんだかお顔の色が優れませんが、気分でも悪くされましたか?」
「ええ、もう…思いっきり」
「それは大変ですわ、早速寝室から寝巻きを持って参りますのですぐお着替えになって床におつき下さ…」
「ケッコーです」
「そうですか」
「…なんですかその残念そうな表情は?」
「え、これはせっかく私が暖かく接して差し上げていますのに、そんな私の子猫の様な小さい心をトイレに
用意されている様な汚れたスリッパで踏みにじるように断わる彼方に対しての憎悪と殺意の現れです」
「…………」
「…………」
「何故そうもニコニコと語るんです?」
「平常心を保つ為」
「今のあなたの心に大きく染め広がる気持ちは?」
「怨み」
「…いい加減止めて貰えません?」
「では憂さ晴らしさせて下さるんですね?」
「………何をするんです?」
「十字架にイエス氏のごとく張りつけ、両手足首に釘を数本、最後に溶かして赤くなった鉄を注ぎ込む」
「…何処に」
「彼方の周りを囲む壁の内側」
「殺す気ですか?」
「いいえ、死なない程度に痛み喘がせる気です」
「一体その笑顔で何人の人が犠牲に?」
「星の数ほど…」
「あなたは悪魔ですね」
「でも、会う人会う人最初は天使の様、といってくださいますが?」
「………私は今猛烈にここから走り去ってしまいたいと願っているんですけど」
「どうぞ、ただし再び出会った時の命の保証は致しませんので御了承ください」
「………私に生きる選択肢は?」
「逃げ生き延びろ」
「…………」


「あああああぁぁぁぁぁぁ…………………・・・・・・・・・・・・______________」


…………… ぐしゃっ
………ずぶずぶずぶ
………どがっ
………みしみし
………ばりっ
………ぼとっ
………じゅっ




PS、一応月天系の話です。全くわかんないけど、
上記の2名は完全な僕のオリジナル人間と精霊です。

[180] むう・・・うむ?
投稿者名: 空理空論 (ホームページ)
投稿日時: 2001年7月3日 22時40分
月天・・・に、宗教的要素を多分に取り入れた、ってことでしょうか。
(どの辺が月天なのかは私にはわからなかったですが<爆)
どっちが精霊でどっちが人間かはわかるけど・・・。
読んでいると何かを思い出すなあ・・・(謎)

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