スレッド No.119


[119] NIGHTMARE1
投稿者名: クゥ
投稿日時: 2001年4月4日 00時08分
*舞END後
*シリアス…というかダークです。
それでもいい人は是非…。


〜NIGHT MARE〜


「舞ー、結婚、おめでとー。」
目の前には和服姿の祐一さんと舞がいる。
「相沢、結婚、おめでとう。」
「祐一さん結婚おめでとうございます。」
「祐一、結婚、おめでとう☆」
祐一さんと舞に次々にお祝いの言葉が投げられる。
二人は本当に幸せそうな顔だ。

舞、今幸せ?

幸せだよね。

よかった。


いま、佐祐理の目に飛び込んでいるのは
本当に幸せそうな二人。


そしてそれを心のそこから喜ぶ人たち


舞は今、幸せ。
だから佐祐理も…


…あれ?


佐祐理は幸せだよね。
だって、舞が幸せなんだから。
佐祐理はシアワセダヨネ?


『人は人を幸せにすることで幸せになれる』

だから、サユリハシアワセダヨネ?


目の前には笑っている祐一さん、と舞

フタリハシアワセ


だから佐祐理も…


舞はシアワセ。
マイハシアワセ


だから佐祐理も

ダカラサユリモ…

ダカラサユリモ…


だけど佐祐理は
ダケドサユリハ


『人は人を幸せにすることで幸せになれる』
これは間違っていない

コレハマチガッテイナイ

一弥が死んだときに学んだ真実

カズヤガシンダトキニマナンダシンジツ

これが間違っているはずはない

コレガマチガッテイルハズガナイ

だから佐祐理は

ダカラサユリハ

幸せのはず

シアワセノハズ

だけど、

ダケド

今の

イマノ

佐祐理は

サユリハ

シアワセジャナイ?
シアワセジャ、ナイ?


ううん、幸せ。
ウウン、シアワセ


幸せのはず
シアワセノハズ

幸せでなければいけない
シアワセデナケレバイケナイ


だけど
ダケド
ダケド
サユリハ
サユリハ
サユリハ


「いやああああああああああああああああああああ!!!!!!!」


佐祐理は叫ぶ。
サユリハサケブ


訳もわからず
ワケモワカラズ

子供のように
コドモノヨウニ



「佐祐理、どうした?」
佐祐理が気が付くと、隣では舞と祐一さんが心配そうに
佐祐理のほうを見ていた。
…どうやら夢だったらしい。
「佐祐理さん、ずいぶんうなされていたけど、大丈夫か?」
「…大丈夫…です。」
「何か悪い夢でも見たの?佐祐理?」
舞が心配そうに佐祐理のほうを見ている。
「心配しなくていいよ、舞」
佐祐理はそれだけを舞に言った。


祐一さんと暮らし始めてからの
いつもの朝が佐祐理を迎えてくれた。


何事もなかったかのように。


佐祐理は目を覚ましていつもと同じ事をした。
いつものように顔を洗い、歯を磨き
いつものように朝食を食べる。
「今日、私達バイトだから行ってきていい?」
「佐祐理さん、俺たちバイトに言ってきても大丈夫か?」
朝食のときに舞と祐一さんが遠慮しがちに佐祐理に聞いてきた。
「心配せずに行ってきてください。佐祐理は大丈夫ですから」
佐祐理はそれだけを祐一さんと舞に言った。


二人は心配そうにしながらもバイトに出て行った。
そして、部屋には今日はバイトのない
佐祐理一人が残される形となった。


佐祐理は布団に横になり
さっきの夢のことを考えた。


なぜ佐祐理はさっきあんな夢を見たんだろう
なぜ佐祐理は夢の中で叫んだのだろう
祐一さんと舞が幸せになれば、佐祐理は幸せなのに。
幸せなのに。


舞と祐一さんが結婚することが佐祐理の幸せなのに。


そこまで佐祐理が考えたとき
佐祐理はふと思った。


『もし、舞が結婚したら、佐祐理はどうなるんだろう―――――?』


と。


続く


後書き
はじめまして。クゥです。


訳のわからないところが多数出ていると思いますが
大目に見てやってください。
これから、おいおいかいていこうとおもいますので。
(書き直した方がいいか?)


PS

はじめまして?嘘だろ?
そう思った人、鋭いです…(100%いないと思いますが)
私がここのホームページに送ったのは初めてではないです。
別のPNで私は小説を送りましたが
ちょっと色々ありまして、このシリーズのみこのPNで書こうと思っています。
暇な人は誰か予想してください。
(でもそれにしても佐祐理さんの一人称口調ってなんて書きにくいの…。)

[121] 心の奥底にあるものは・・・
投稿者名: 空理空論 (ホームページ)
投稿日時: 2001年4月4日 13時41分
初めまして・・・ではないんですね。
ううむ、誰なのだろう。(本気でわからなかったりします<汗)
それはおいといて、

佐祐理さん自身の複雑な気持ちが伺えます。
“大丈夫、あなたはきっと幸せになれるよ”
と、励ましたくなりました。
(でもそれ以前に、舞や祐一が彼女の気持ちをしっかり汲み取ることでしょう)
続きにどういう展開を見せるのか、
楽しみにしています。

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