[22] まねっこ
投稿者名: 冥将紗
投稿日時: 2000年10月30日 21時08分
彼等にとって私とはなんなのだろう 始めてその場所に現れた時からいつも、ずっと考えていた 彼等は私をほほえみながら向かい入れてくれた それは言葉では伝え切れないほど感謝している だが……
『あの笑みがはたして誠の心情だったのだろうか』
…恐ろしかった… 例え、私に対しては優しくとも 陰では私の事を御節介者だと 思っているかも知れない そう考えただけで…
いくら優しく向かい入れてくれたとしても 私には彼等の心が手に取るように分かる
『迷惑だ』
眼が、どんなに笑っていても、眼がそう囁いていた ……本当に笑ってくれたのは始めだけ 押しつぶされそうだった… いつ、偽りの仮面を剥ぎ取り、本心を曝け出されるかと思っただけで そして、今も…
私は今は本当に幸せだ 今までに感じた事もないくらい… そして私は願う 今日も、そしてこれからも今と同じ日々がくり返せる事を… 今までの思い出が偽りではない事を… |
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