368 Reply らぶらぶシャオリン(Foolish風味) Foolish thanks toよしむら MAIL 2004/03/30 20:01
cc9999
「超時空艦オルフィックス」のよしむらさんの『らぶらぶシャオリン』のネタで(超かってに)SSを書いておくるよていだったのですが

…とても贈れる内容ではないのでココに掲載します。
…つーかなんなんだよ、この作品は(汗

あと空理さんにひとこと。セーフじゃなかったらごめんなさい(泣
多分この程度なら大丈夫だと思いますが。
















作品を読む前に



―――馬女残(umajozan)―――
中国奥地に伝わるもの。
オレンジ色の液体でこれを飲めば別の世界に行くことが出来るといわれている代物。


これを踏まえて、読んでください。











 たとえば、こう考えたことはないだろうか。あのとき、ああすればこうなっていたのに、と。
 多分長い人生の中で人が何度か思うこと。
 もしかすればちょっとしたことで未来がまったく変わるかもしれない。
 そして、もしかしたら、それを選んだ場合の未来が私たちにはわからないだけで存在しているのかもしれない、と。
 これは一般に多世界解釈とよばれているものである。
 ところで、別の選択を選んだ世界に迷い込んでしまったとしたら……、あなたならどの世界でどうしますか?
 今回はそんなお話。…のはず。






「シャオ――――」
「太助様―――――」
 俺達は、二人、どちらからともなく顔を近づけ―――、唇を、あわせた。
 場所は、夕焼けの公園。周りには、だれも、いなかった。




 夜布団の中にもぐってもその感触は残っていた。
 唇と唇を軽く合わせただけのキス。
 それなのに、こんなにも強く印象に残っている。
 
 その感覚がこんなにも俺の心をたかぶらせていた―――。















 ―――――というのが、間違いなく昨日の出来事なのである。
 興奮して眠ったのはニ時を少しすぎたあたりである。それは間違いない。間違いないはずだ。
 それが―――、
「……」
 あまりの出来事に声が出ない。
 俺は今布団で寝ていた。素っ裸で、しかもシャオの部屋で。
 隣には気持ちよさそうに寝ているシャオの姿がある。
 おちつけ、よく考えろ、間違いない、昨日寝たのは俺の部屋だ。

 また、那奈姉の仕業なのか?俺は思わずため息が漏れる。
 以前も似たようなことがあったのだ。
 あの時は裸ではなかったが、いつの間にか俺の部屋で、シャオが寝ていた。
 もう少しで日本をはなれる、とかいっていたから、強硬手段に出た可能性もある。
「はぁ…」
 とため息をついて考える。
「―――まさか、シャオも裸なんじゃないだろうな?」
 ふと、頭の中にわいた疑問。しかし、それを否定することは出来ない。
 俺はシャオの布団を一気にめくる。

―――ってめくってどうする、俺!?

 大方の期待に反し(なんの?)、シャオは服を着ていた。―――紫色のメイド服を。
 「――メイド服!?」
 シャオは紫色のメイド服を着ていたのである。しかもよく見れば胸元ははだけて、下は……、
 俺は見た瞬間目をそむける。ていうか正視したくない。
 まるで誰かに―――襲われたような――、って襲ったのは俺なのか?
 まさかなーーー、そんなことを俺がするわけが無い。
 ……してないよな?
 キスをしたその日に襲うなんてエロゲーじゃあるまいし……。
 でも他の人がシャオを襲ったのだとしたら絶対許せないしみすごせない。
 でも俺が、こんなことをやったというのは信じたくないし…
 ていうかそもそも何でシャオがメイド服を―――。
「太助様?」
 そこまで考えたところで、シャオが目を覚ます。……ってやばいこの状況をどう説明すればいいんだ?
「太助さまぁ」
 何かを訴えるような目で俺を見ている。そんな目で俺を見ないでくれ……。
「ど、どうした、シャオ?」
 意味があるのかは不明だが、努めて冷静に答える。
「もう一回しましょ?」
 ………………………………………いま、なんとおっしゃりました?シャオリンさん?(なぜか敬語)
「昨日、まだ燃えたり無かったんです……、もう一回しません?いつものように」
 いつものように!?
「どうしたんですかぁ太助さまぁ、はやくぅ……」
 そういってシャオは、下半身を――――。
 うわあわわあわわああわあわわ。
 俺はあまりの出来事に気を失った。鼻血を出して。


                     ☆

「あれ、夢だったのか?」
 俺は目を覚ますと自分の部屋に一人で寝ていたことに驚く。だって、昨日は―――。
 昨日の出来事(夢みたいだが)を思い出し、もだえる。
「よし、本当に今夜夢みたいにやってみるか」
 きっと、夢の中でさえ、あれほど興奮したのだから、現実にヤったら……

 ていうか今からヤルぞ、今から。

 そう思いながら下にいく。

 キッチンには、翔子がいた。シャオはなぜかいない。

ちっ

 俺は思わず舌打ちする。これじゃ流石に出来ない。
「よ、七梨。遅いお目覚めだなぁ、あ、ひょっとして昨日興奮して眠れなかったとか?」
「昨日はヤッていない」
 夢の中ではやったけどな、そんなことを思いながら俺はいすに座る。
 ふと翔子をみると、なにか不思議そうな顔をしていた。

……俺だって毎日ヤッているわけじゃないんだから、そこまで変な顔をすることも無いんじゃないのか?

「シャオと昨日公園ではじめてキスしていたの見ていたんだぜ?誰もいないと思っていたかもしれないけど」
 一呼吸おいて、からかうようにして翔子が言った。
 昨日は公園になんかいっていないはずだが……?
 それに……
「公園になんかいっていないし、キスくらい毎日のようにしているじゃないか?」
 その言葉になぜか翔子はとても驚いていた。
 一体なんだってんだ?

 翔子は何度か深呼吸した後、
「このまま行き着く所までいっちゃえよ、七梨」
その言葉にやや焦りが混じっているような気がするのは気のせいだろうか?
「いつものことだろ」
 俺がそういうと
「七梨……一体どうしたんだ?」
 やや、恐怖をはらんだ目で翔子がそんなことを言った。
「別にいつもの俺だろ?」
「いつもはこんなに冗談いえる七梨じゃないのに」

―――冗談?

一体何のことを言って―――
「おお、太助。おはよう」
 突然、那奈姉が入ってきた。
「なあ、これちょっと飲んでみないか?」
そういって、飲み物を差し出す。コップには見覚えのあるオレンジ色の液体が入っている。
「那奈姉、昨日も飲まなかったか?」
 そう、那奈姉が持っていたのは昨日も飲んだ液体である。
「え?昨日は何も飲ませてないぞ?」
 何言ってんだよ、昨日俺が、シャオにメイド服を着せる前に―――あれ?
 じゃあ、そこまでは夢じゃなかったのか?それともそこまで夢だった?

……というか、昨日飲んだときはいつか那奈姉が持ってきた興奮剤かと思ったが―――、

「那奈姉、一体その液体はなんなんだ?」
 俺がそういうと、那奈姉がばつが悪そうな顔をした。

              ☆
「ん?ここは―――?」
 目覚めると俺の部屋のベッドにいた。隣には当然誰もいないし、服も着ている。
「夢、だったのか―――」
 それにしてもえらいゆめを見たものだ、と思う。
 起きたら裸になっていて、隣にはメイド服を着たシャオがいて……
 挙句の果てに―――。
「はぁ……ほんとに心清いのかなぁ、俺」
 さっきまでの夢の内容を思い出すに従い、自己嫌悪に苛まれる。
 いま、支天輪をのぞいたらただのわっかのような気がする。まぁそれにしても夢でよかった。
 そう思いながら体を起こすと―――
「太助様、気がつかれたんですか」
 そういってシャオが部屋にはいってきた。

気がつかれた―――?


 なにやらいやな予感がする。
 まさかさっきまでのことが夢じゃないってことは―――。

 ないよな?

「おお、七梨、目が覚めたのか」
「太助、目覚めたのか」
 そういいながら翔子と那奈も部屋にはいってきた。
 そして、すぐにこういった。
「で、だ、話は本題に入るんだが―――お前はシャオとかどこまで進んでいるんだ?」
 那奈姉がいきなりそんなことを聞いてきた。
「ど、どこまでって―――」
 その俺の反応をみて、二人が噴出す。
「いや〜、いいね、こういうの久しぶりだねぇ」
「ああ、今じゃ見られない光景だったからな。まさかまた見れるとはなぁ那奈姉」
……いったいどういうことだ?



『ニイハオ太助。また中国で珍しいものを見つけたので送る。
 これは馬女残とかいうものでなんと別の世界にいけるらしい。
 別に毒とかじゃないらしいからお前に送る。父さんも飲んだのだが何も起こらなかったよ、わっはっは』

 俺は手紙を読み終えると那奈姉を見据える。
「那奈姉、こんな薬を俺に飲ませたのかよ」
「ていうかあたしは飲ませてない」
 確かにこの那奈姉は飲ませていないのだろう。でもこれですべての事情を察した。つまり、目覚めたら別の世界に旅立っていたんだ。

 だから翔子はあんなにもあせっていたんだ、たぶんこの世界の俺は昨日キスを済ませただけなんだろう。
 だからあんなにもあせっていたのだ。
 ……ていうか、高2でキスか、おそいよな……。
「つまりここにいる七梨はあたしたちの知っている七梨じゃないんだな?」
 翔子が確認するかのように言う。
「つまりはそういうことらしいな」
 というか落ち着いている場合なのか、お前らは?この世界の俺が戻ってこないかもしれないんだぞ?
 そのことを聞くと
「だって、別の世界から来た七梨だろうがなんだろうが七梨には変わりないだろ?」
「そうそう、それに結構、この太助は大胆みたいだし♪あたしらも結構キスまで持っていくのに苦労したんだけど、これならまったく心配

いらないからなぁ」
 そういう問題か?
 俺であって俺じゃないんだぞ?
 ……そういえばこの世界にもといた俺はいったいどうなっているんだ?
 そんなことを考えていると那奈姉がこういった。
「それにお前にとってもいい話じゃないのか?」
「何でだよ?」
「だって、そりゃぁ…」




「……………那奈姉〜〜!!」
「いや、いや、いや悪かったって」
 相手はまだ笑っている。
 つまり俺はこの世界の那奈姉の悪巧みのとバッチりを受けてこんなめにあっているわけだ。
 おそらくこの世界の俺は向こうの世界に行っているわけで……。その代わりに俺がこっちに来ているわけで……。
「那奈さん……」
 シャオが話し出した。おお、一言言ってくれるのだな。
「ありがとうございます♪」

 …え?今なんていった?シャオ?

「私始めてのとき、まったく太助様のお役に立てなかったんですよ♪でも太助様の始めてのときにお役に立てそうです」
始めてってまさか……。
そういえばこの世界の俺って結構すごいことやっているみたいだし……。

「太助様、ちょっと私の寝室まで来てください」
 そういうシャオの顔は…、今までの俺が見たことのない、大人っぽい艶めかしい女性の顔、だった。  
  


「二回アレを奪えるんだぞ?」
「何を……」
 そこまでいって気づく。何を二回奪えるのか。
 そうだよ、これは誰も経験したことがないことだよ。
 それにまだ経験がないみたいだから、そりゃもう、初々しい反応をしてくれるに違いない。
 ちょうどそのとき部屋にシャオが入ってきた。
「シャオ、悪いけど俺の部屋に来てくれないか?」
「あ、は、はい…」
 ああ、きっとシャオは何も知らないんだろうなぁ、なんてことをおもうと心が踊る。
 それがそのうち……いや、たまらない。
  

 
「太助様、ふくをがせますね」
 俺はシャオにされるがままふくを脱がされていった。
 抵抗は出来ない。
 余りにもシャオに魅せられていて。
 今まで見たことのないシャオの顔。
「シャ、シャオ…」
 シャオの行動をとめたいが、止めることはできなくて。
 本当にそうなのか、それとも 心の中でこうなることを望んでいた自分がそうさせるのか、わけがわからない感情がごっちゃになったま

ま、俺は全て脱がされていた。
「太助様、こわがらなくていいんですよ」
 緊張しているのを感じ取ったのか、シャオはいった。
「私が、リードして差し上げますから」
そういって俺の―――


 寝室にシャオをよびよせる。
 シャオは不思議そうに俺を見つめている。
「太助様、どうしたんですか?」
「シャオ…」
 そういっていきなり唇をあわせる。
「んん!?」
 シャオは一瞬とまどったが、キスを続けた。
「ぷはぁ…どうしたんですか?太助様」
「昨日のキスが、忘れられなくてさ」
 そういうとシャオの顔が真っ赤に染まる
「わたしもです…。なんだか昨日のことをおもいだすと頭がポーーーっとしてきて…」
 その初々しすぎる表情におれは心の中でにやける。
「でさ、もう一回、キスしていい」
「………………………はい」
 そういってシャオはさらに顔を真っ赤にして肯定する。
「ん…」
 穏やかに、唇をあわせあう。
 シャオが心地よさそうな顔をしているのをみて、俺は唇から舌をだすとシャオの歯茎にあたった。
「太助様…?」
 いったん唇をはなし、シャオが聞いてくる。
「歯、あけて」
「は…はい…」
 そういって口を開いたままキスをする。
 俺は舌をシャオの口内にいれる。シャオのしたのざらりとした感覚が一瞬伝わる。
「ひゃっ!?」
 その感覚――おそらく異常なほどの快感――に驚いたのだろう、シャオはいったん唇をはなす。
「太、太助様、いまのは…?」
 本当に戸惑った顔でシャオは聞いてきた。
「気持ち悪かった?」
「い、いえ…ただ、ぼうっとしちゃって…」
「続けていい…?」
 拒否されたら、どうしようか、と一瞬、そんなことを考えたが今からやることを考えるとここで一呼吸置いたほうがいい。


 何しろこれはまだまだ序章なのだから。(ニヤソ


 そうおもいシャオにたずねた。
「…はい」
 シャオは否定しなかった。
 もう一度、唇を合わせ、舌をシャオの口内に入れる。
「んっんっ…」
 最初はやさしく舌を動かす。
 シャオがこわがらないように、だんだんなれていくように。
「んっん、んくっ…」
 数分後、シャオが俺に舌を絡ませるようになった。
 まだまだ、積極的とはいえるものではないが、それでも十分な進歩である。
 俺はそれに答えるため、さらに積極的に舌を絡め、唾液を相手の口内におくる。
 シャオはそれに答えていく。
 
 そろそろいいかな、そんなことを考えながら、俺はシャオの胸をさわろうと―――


したら、シャオの頭が突然消えて―――

俺はバランスを失い――――

倒れた。
 
「え?」
「きゃっ!?」

俺は倒れる中、シャオの悲鳴を聞いた。


 ある事情によりシャオの顔が俺の下のほうにあったはずなのだが(なんでかは気にしちゃ駄目)(<をい)シャオの顔が目の前にあった

。顔を赤くしてポーっとしている。
「シャオ…?」
そう呼びかけると、シャオがいきなり唇をあわせてきた。
「んんっ!?」
しかもただのキスではない。俺の口内に舌を進入させてくる。

これって…ディープキス?

その感覚に俺は思わずシャオの頭を離した。
「太助様…?」
一瞬とまどったあと、
「どうして裸なんですか?」
 そうポケポケと聞いてきた。




太郎助の手紙追伸
『なお、他の世界に行っても数時間くらいでかえってくるらしいぞ、あっはっは』



 後日談
 
とりあえずよしむらさんの設定の方からお話しよう。
あのあと、ふたりはいつもどおりの情事に励みました(爆
IN メイド服で(核爆

で、肝心のもう一つのほうですが。
あのあと、とりあえず服をきて、そのあと、ディープキスを交わしました。
なお、一部始終をみていた那奈&翔子に
「いったいなんで裸だったんだ?」
とか
「あそこまでいったんならおそえっつーの」
とかさんざんないわれようだったとか。


FIN。




あとがき
リハビリです。
…………ていうかなんだよ、これは(激汗
ちなみに作者はFoolishであって、Foolisでは決してないのでその辺ご了承願います。
メールアドレスとかまったくいっしょですが決してイコールではないのです(を
同一軸上から別れた双子なのです(謎
ちなみに馬女残の成分についてはローマ字を逆から読んでくださいまし♪(苦笑

ちなみにこの作品を発表しなかったときの世界にいってみたらどうなるかなぁとおもったり(苦笑
370 Reply びっくり よしむら 2004/04/03 17:56
ff6666
まさかここでらぶシャオが出てくるとは思いませんでした。
シャオが色っぽくてええ感じです。
そういえばメイド服はやってませんでしたね。
ただ二つの世界の太助が入れ替わってる、という状況が
わかりにくかったのがちょっと難点かな。
でも面白かったですよ。
374 Reply らぶらぶ〜〜〜? 空理空論 MAIL URL 2004/04/17 15:12
ff6666
色んな意味で積極的(謎)ですね…。
ええ、まあこれくらいなら引っかかることはないでしょう(多分<笑)
太助君としては災難…なのかな?むしろラッキーか。
個人的には、二回奪える、って部分が上手いなと思ったり(謎爆)
それにしても、最近こういう種類の路線の創作物をよく目にしてる気がするような…(苦笑)
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