222 Reply Kanon:Dream編 よしむら MAIL 2002/11/22 10:01
003300
ある日の深夜。

「あっ、そういえば名雪にノート借りっぱなしだったな」
部屋で明日の準備をしていた時にふっと気が付いた。
せっかくだし返しておくか。
「名雪ー、入るぞー」
ドアを一応ノックしてから部屋に入る。
俺は机にノートを置いた後、名雪を見た。
ベッドで名雪が布団にくるまって寝ている。
こいつ確か8時台に寝たよな。
今時小学生でもこんな早く寝ないぞ。
「くー…」
まったく…幸せそうな寝顔しやがって…

「うぅん…祐一ぃ…」

ん?起きたのか?

「祐一ぃ…くー…」

なんだ寝言か。

「んふふー祐一ぃー」

夢でも見てるのか?

「祐一…寒いよ…」

は?

「祐一っ!寝ちゃ駄目だよ寝たら死ぬよっ!」

どんな夢だよっ!?

「もうすぐみんな助けに来てくれるからっ!それまで頑張って!」

遭難でもしてる夢か!?

「うぅ…寒くて死んじゃいそう…え?人肌で暖まるって?祐一エッチだよ」

夢で俺に何させてんだ!

「うん…命には変えられないし…祐一とだったらいいよ…」

やる気か?やる気なのかっ!

「あれっ!?あゆちゃん!どうしてここが!?」

いきなり新キャラ!?

「駄目だよっ!祐一は私のものだよっ!」

うわ、恥ずかしい事を堂々と。

「やだよっ、祐一連れてっちゃやだよっ!祐一ぃーっ!」

俺、あゆに連れて行かれたのか。

「うー…待っててね祐一、必ず大魔王あゆちゃんを倒して助けるからねっ!」

あゆ、大魔王呼ばわり。なのにちゃん付け。

「まずはイチゴを食べてパワーアップだよ」

遭難はどうした。夢だから展開も無茶苦茶だ。

「スーパーイチゴを食べて巨大化するよー」

巨大化…まさか、あのゲームなのかっ!?

「これで雪ウサギを取るとスノーボールが出せるよ」

火の玉じゃなくて雪玉って所がこだわりだな。

「え?どうしたのお母さん?」

今度は秋子さん出てきたよ。

「お供を手なずけるためにジャム…桃太郎じゃないんだよ」

そりゃそうだよな。

「え?4番ジャムの刑!?そ、それだけは勘弁だよっ!」

なんだ4番ジャムって!?

「わかったよ持っていくよ…」

そんなに怖いのか4番ジャム。

「あゆちゃん!祐一返してもらうよっ!」

展開早っ!もう対決!?

「えっ…あゆちゃんどうしたの…うそ、これは…」

ん、どうした?

「し…死んでる!?」

なにぃっ!?

「みんな動かないで!これは明らかに他殺だよっ!」

殺人事件に発展した!?

「そして…犯人はこの中にいるっ!」

今度は探偵ものかよ!ホントに展開無茶苦茶だな!

「さぁ祐一っ!きりきり吐くんだよっ!」

俺犯人にされてるーっ!?

「警察も馬鹿じゃない…素直に話したら悪いようにはしないよ」

ていうかいつの間に取り調べになってんの?

「…ここで私を好きだと言ってくれるなら…それでもいいよ」

なんじゃそりゃぁっ!?

「私を愛してると言えーっ!」

お前はシンかっ!?

「きゃっ!祐一何するのっ!?」

なんだ?新展開?

「ゆ、祐一…大胆だね…そっちから来るなんて…」

…まさか。

「うん、いいよ…祐一…抱いて…」

MAJIDE!?(動揺してる)

「祐一ぃ…」

いよいよ、ドキドキワクワクな展開がっ!?

「…くー…」

って、肝心な所で終わった!?
おいっ!これからいい所だろうがっ!
続きを見ろよっ!
そしてお前の喘ぎ声を聞かせてくれ!(本音)
「くー…」
くそっ…駄目か…
…仕方ない…部屋に帰って寝よう…
といってもあんなの聞いた後じゃ寝られないだろうけど。

…とりあえず明日も名雪の寝言を聞いてみようか(懲りてない)



後書き
ありがちなネタかな、と思いつつ書いてみました…
なんか駄目だなぁ…
232 Reply まあ夢はね 空理空論 MAIL URL 2002/11/25 00:14
666666
夢は摩訶不思議というのが普通ですから。
なかなか思い通りにはいかないもので…。
素直に寝言にそれを出してる名雪も凄いですけど(笑)
長いお話が端的に語れる点が上手いですね(爆)
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送