1 Reply 実験的投稿 空理空論 MAIL URL 2001/08/18 00:33
7b68ee
没小説(爆)

以下、書こうとしてやめた話です。
楊明の夢の中にある少女があらわれる。
それは過去、楊明に統天書を渡した人物であった。
非存在的な知識を人間達に教え、世界を混沌に導こうと・・・。
しかし楊明は、知識を教える事に喜びを見出し、
いつしか少女との約束をすっかり忘れてしまっていた。
時が経ち、少女は彼女の前に現れる。
ただし直接ではなくある人物に乗り移って。
楊明の周囲で巻き起こる数々の異変。
それらを経て、少女は最終的に楊明に同化を使わせる。
楊明をあやつり、世界をほろぼそうというのだ。
文字どおり神のごとくの力をもった彼女にシャオ達は・・・?

あー、もうなんかあらすじだけでもわけわからん(爆)
ちなみに本編じゃなくて外伝XXとでもするつもりでした。
何故かって統天書の設定はこんなのじゃないから(笑)
で、これより下はその話の冒頭部分、ですね。
まだまだシリアス小説への道は遠い・・・。
3 Reply 感想を付ける時は、その記事のResを押してから感想を書いてください 空理空論 MAIL URL 2001/08/18 00:42
cc9999
・・・まあそんなわけで、昔に考えたネタなどを投稿してみました(笑)
でもって、掲示板、OTDが複数作れると言うことなので、
OTDにしました。
何故かって、長文投稿も可能なようですから。
(他の無料掲示板とかじゃあ、4kとか6kなんですよ。だからね・・・)
それに、ツリー表示となると限られてくるものですから、ね。
えーと、質問があればなんなりとおっしゃってください。
(つっても、使い方は前とそうかわんないのでそんなに戸惑うこともないかと)
9 Reply 下がなかった…(爆) 空理空論 MAIL URL 2001/09/03 00:43
7b68ee
たまには自分で投稿しようかと(全く違うけど)
> で、これより下はその話の冒頭部分、ですね。
なんて書いておきながら、その下がさっぱりなかったですね〜(爆)
書いたのは結構前なんですが(1年、かなあ…)
恥さらしでもなんでもどうでもいいので投稿しときます(爆)
今更続きは書くつもりは全くないので、期待はしちゃダメです(念のため)
それでは〜






少女はしんしんと降る雪の中に立っていた。
一冊の分厚い本を両手に抱え、呆然と立っていた。
雪で真っ白になった金色の髪をかすかに揺らしながら。

彼女を見つめる二つの瞳。それも少女のものであった。
同じく金色の髪を持つ。こちらはショートカット。
しかし、少し笑っている様にみえるその顔からは、生気がまるで感じられなかった。

「ねえ、忘れてしまったの?」

「忘れた・・・って、何を?」

「約束、したじゃない。」

「何を、約束したの?」

「その本をあなたに託したのは、知識をただ授けるためだけじゃないって。」

「???」

「この世を、滅ぼすためだって。」

「!!!」

「そう、言ったじゃない・・・。」

「・・・・・・。」

「でも、もういいわ。こうなったらわたしがする。
あなたが作り出した能力を利用してでも・・・!!」

少女が手を伸ばす。
次の瞬間、本は跡形も無くひきちぎられていた。
そしてその本を持っていたはずの少女も、その姿を消していた。


ぱちり
「ゆ・・・夢?」
目を開いて、最初にヨウメイはこう呟いた。
そしてすぐに起き上がり、統天書を手に取る。
ぱらぱらとめくって早速夢の内容を確認した。
「・・・載って、ない?」
戸惑いつつ、もう一度めくり始める。
しかし目的のものはいくら探しても見つからなかった。
統天書にはどんな事でも記載される。彼女が読めないのは、
読めると不都合が起こる類のものなのであるが・・・。
「まさか、夢の内容がとんでもない事件に繋がる?」
恐ろしい予感がした彼女は、すぐさま夢の内容を思い返そうとした。
だがそれのほとんどはすでに忘却のかなたであった。
それでも懸命に頭をひねる。
顎に手を当て、目をつむり、かすかな記憶を探る。
いくらか時を経て、ついに一人の少女の顔が浮かび上がった。
どこかで見たような気がする。ヨウメイはそう思った。
もっと深く探ろうとしたその時であった。
「万象大乱!」
「わ、わわっ!」
不意に近くで声がして、彼女はびっくりしてぱたんと倒れてしまった。
何事かと慌ててからだを起こすと、そこには同室で寝ているもう一人の少女が
やはり半身を起こしているのがわかった。
さっきの声は彼女だったのか?いや、そうではない。
機械仕掛けで、ある時間がくると自然と声が発せられる目覚しのものだ。
「ふう、自分の声でかなり起きられるようになってきたな。
おやヨウメイ殿、おはよう。」
「おはようございます、キリュウさん・・・。」
笑顔で挨拶するキリュウに、ヨウメイはくたびれたように応えた。
「どうかしたのか?随分疲れているみたいだが。よく眠れなかったのか?」
「いえ、お気になさらずに。」
「そうか?では早く朝食をいただきに行くとしようではないか。」
「ええそうですね・・・。」
扉越しではあったが、階下からの声が聞き取れる。
きっと一番に早起きしたシャオが朝食を作っているに違いなかった。
男性の声が混じっているのもみると、太助ももう起きているのだろう。
よいしょと二人そろって立ち上がる。
必死になって思いだそうとしていたヨウメイの頭の夢のかすかな記憶は、
大波にのまれたさざなみのように、すっかり消えてしまっていた。

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