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・・・私は別にあんたのことが好きとかじゃなくて・・。ただ、いなくなったら寂しいだけ。
でも、椿おねえちゃんがいってた。
「好きじゃないのに、寂しいなんて普通思わないでしょ」
・・・・って。・・・そうだけど・・・でも・・違う。
食事中
「違うんだよ、剣がいたら、安心感とか楽しく感じたりしたんだよ。お母さんがいた時みたいに・・・。もう剣がいたら怖い物なんてなくなるって感じがしたんだよ・・・。」
すると小梅は雛菊の顔をのぞき込み、にこっと笑った。
「・・私もそういう風におもったことあるんだよお。男の子でね。最初「これは好きとかいうんじゃない。」と思ったんだ・・。でも、離れると寂しくってね・・。きっとあたしはその人を好きなんじゃないかって。」
「・・・！！じゃあ何！？結局、私が剣のこと好きだってそういわしたいんでしょお！だいだい剣はクビにしてその後寂しいなんていわなかったんだしっ、好きってわけじゃないでしょ！！私が好きな人は剣じゃない！！」
しーーーーーーーーん
「聞いちゃったわよぉ♪『私の好きな人は剣じゃない』ってことは、好きな人が他にいるってことでしょーー？」
「そんなのどうでもいいでしょ！！剣のことは好きっていうか・・もう！！私っ・・これから剣に会いに行ってくる！！」
だんと机を大きく叩き、ふんっと咳払いをしてすたすた歩いていく。
「あ、ちょっと雛菊ちゃん？お金は・・。」
「知らないよ！！」
・・・
「まったく、大人げないわねえ、雛菊ちゃん。さ、小梅ちゃん」
「はあい・・・。」
ずんっずんっ
「なんでああ二人は私のことをからかうのぉ！！」
ばたっ
剣とはちあわせした。
「あ、雛菊さん。こんにちわーーっ♪」
「こ、こんにちは。・・あ、あのさ。」
「はい？」
「弓さんって・・きれいね。」
雛菊が呟くと剣はぷっと笑い出した。
「わ、笑うことないでしょ！！」
「やっーーぱり見てたんですね。お見合いの所。盗み聞きは駄目だってよく雛菊さんいってたのになあ。」
「それは椿おねーちゃんが後つけてこいっていったからよ。・・それからあんた。・・あんたも弓さんと結婚したいでしょ。」
「・・・なんで・・そう思うんですか？」
「だって！普通そう思うよ！！相手は幼なじみさんですごくきれいだよ！？それに一途にあんたのこと想ってあげてるしぃー・・・。それにあんたみたいなばかな子にはあーいう人が必要でしょ・・。」
「雛菊さん、やきもちですか？」
「・・・や・・きもち？」
そのとたん雛菊は・・。
「あっ、予告状。よーーーし、今日も頑張るか！！」
（それにこの前相談してくれたお礼も言わないと・・。でも夢幻斉のことだし、まってくれないだろうなあ・・。それにこの前ありがとうっていったしなあー・・。）
「おねーいちゃん♪」
「ひゅわああ！！・・なんだ、小梅え。どうしたの？」
「・・頑張ってね！！」
「うん。ありがと！」
そしてるんるんと雛菊はスキップしていった。
「うーん・・。そういえばおねーちゃんの好きな人ってだれなんだろお・・。」
ひゅううううう・・。
「風が強いなあっ。目に砂が入って夢幻斉がどこにいるか分からない。」
ふわっ
「わあっ！」
どて・・。
雛菊は転んだ。
「いた・・・。あ・・あれ？弓さん。」
「雛菊・・さん。」
二人は一瞬会うと沈黙をしてしまった。
雛菊は剣と弓がお見合いしたということでなんか気まずいので黙っている。
弓はあることを考えていた。
（剣くんが好きな人ってこの人なのかしら・・。でもそんなのいや。）
「雛菊さん・・。」
「は、はい！！」
「夢幻斉は、剣くんなんですよ。」
つづく
あとがき
わ〜なんかかきまくりでごめんなさい！！
なんか正体ばらしていいのかなあ〜？ |
