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１１月２６日・・・この日は弓も心を落ち着け、ふうーっと深呼吸をして空をみた。
「私・・今日剣君とお見合いするの・・。頑張るから、見ていてくださいね、お母さん。」
そういってお化粧など、きれいな服をきる弓。その姿は絶世の美人であった。
・・その頃の剣は・・・
「もーーっ！なんなのよ 急にお見合いなんてぇぇっ！！許さないんだからねーーっ！！」
ささらが叫ぶと剣は耳を押さえて言う。
「・・仕方ねぇって。お見合いっていっても別に結婚するわけじゃないんだしよー」
剣が気楽にいうと、ささらは呆れたように溜息をついた。
「わかってないわねえ。あんたがよくてもあっちの親とかあんたの親とかの議論をきかなきゃいけないんでしょーっ！！それぐらい、わかりなさいよ。」
「へいへい。・・ったく、めんどくせーな。こんな服、着なきゃいけないなんて。」
ぐちぐちいいながら服を着る。
・・・そして如月家は・・・。
「今日だぁぁ・・・。」
「なにが今日なの？」
「剣おにいちゃんお見合いするんだって。」
「えーーっ、嘘ぉーーっ、剣君があ！！で、相手はだれなの。」
椿さんが興味津々で雛菊にせまる。
「・・・そんなのべつに・・真砂弓さんって人よぉー。剣の幼なじみで剣のこと好きらしいの。」
途中でやめようとした雛菊だったが、椿の目をみてやめた。
「・・あたし思うんだけど、本当にそれでいいの？」
小梅が尋ねると雛菊は答えなかった。
「ね。雛菊ちゃん。せめていってみない？」
そしてお見合いをする所。
色々豪華なものがある。
「こんにちは、真砂さん。弓ちゃん！！ものすごく可愛くなったのねえ。ねえ、剣？」
母、葉月が剣に尋ねても剣はただつんと黙っていた。
「・・ただ、照れてるだけだけだから。気にしないでね、弓ちゃん。」
「・・・いいえ。別に私のことは気にしないでください。」
そういって椅子に座る。
「本当に相手の人凄く美人ね〜！！」
「おねえちゃん・・・。どうしてついていくの？しかも小梅まで！」
そうすると二人とも苦笑いをする。
この３人は窓から見ているのである。
「もうせっかくだから、二人とも二人っきりにしてあげましょう。」
「そうね、こんなにゆっくりするのも結構久しぶりだし。」
そうにやけながら二人の親はさっていった。
しーーーん
「あの・・剣くん。せっかくのお休みなんだし、もうちょっと楽しもう、ねっ？」
にこにこと笑ってみせるが、剣の顔ははれない。
「あれ・・本当に剣なのかな。」
「なんで・・お見合いなんてしようと思ったんだ？」
「え・・・。そ、それは・・・。」
「まあ、親が決めたことなら仕方ねーけど。」
「違う・・違うよ！あれは親が決めたことでもあるけど・・私、お見合いがきまった時は嬉しかったの。・・本当は、私剣くんと結婚したいの。・・・あなたと幸せになりたいんです・・。」
弓はそう告げた。
「・・・・。」
「あっ！あの！お、おなか空いたからもうそろそろ食事にいかない？ね、お姉ちゃん！」
雛菊の顔が沈んでいるのをみると、小梅が笑顔でいった。
「う、うん。わかった。」
そういって３人は食事にいった。
「・・剣くんはどうなの？聞かせてください・・。」
「・・・俺は・・結婚なんてあんまり考えてねえし・・。仕事のことが大変だろ・・。」
「そんなに剣くんの心を惑わせるのってだれ？あの・・如月雛菊さん？」
「・・そんなんじゃねえ。だいだいおまえは・・雛菊のこと気にしすぎなんだよ。そういう関係じゃねえし・・。」
「剣君はそういうことばっか。・・そういって本当のこと ちっともないんだから。じゃあ尋ねるけど剣くんの好きな人って・・だれ？」
「・・・しつこい。だいだい教えても別になんの特もない・・・。」
剣はそういってでていった。
「ゆ、弓ちゃん。剣は・・・。」
「・・出ていきました。葉月様。私・・剣くんのこと・・好きなんです。結婚したいんです。」
「・・わかりました。なんとか・・剣を言い聞かしてみます。」
つづく
あとがき
短い・・・。なんか次で色々話ししますので今回は許してください。
それとラブストーリーばっかですまん |
