スレッド No.140


[140] 強盗対策マニュアル
投稿者名: けいいち
投稿日時: 2001年6月3日 15時21分
強盗対策マニュアル

僕がこんな話をするのは僕自身救われる事がない男だからだ。
僕が何かを語るのは宇宙意思だとか
もっと言葉を悪くすれば、脳内麻薬に酔っているイカレ ジャンキーだとか
君は僕に語るけど、本当は暇つぶしなんだよ。僕の人生自体がね。
僕は自分の身を犠牲にしてでも、僕は自分の意志を貫くのさ。
そう、宇宙意思ではなく、自由意志なんだよ。
だからその結果、僕が死んでも僕は後悔しないよ、きっと。
これは僕が君に残す無価値の遺産なんだ。


   旧世紀に詩を歌う k−1


            1

 信也はいつ来ても慣れない感覚に苦笑してしまう。
素人でもその価値が理解できる絵画や、不思議な壺。
信也はそんな部屋でソワソワしながらアンティークのソファーに座っていた。
一体何をやっている人なのだろう……この家の主は。
そんな事を漠然と考えていると、
隆一が麦茶を持ってやってきた。
「麦茶で良いよね?」
 爽やかな印象を与える笑みで微笑む隆一。
彼がこの家の息子であり、信也の友人である。
「お構いなく」
 信也は素っ気無い返事だけ返したものの、
何かを話さなければならない気持ちが胸をつつく。
「それにしても本当に金持ちって家してるよなぁ、お前ん家って」
 取りあえず思いついた言葉をこぼす。
「でも親の金だから……」
 苦笑する様も爽やかな隆一。
「……まだね……」
 信也には隆一が何と言ったのかハッキリとは聞き取れなかったが、
一瞬、彼が悪魔に見えた気がした。
確かに彼は不思議な事を言った気がしたのだ。「まだね」???
「何か言ったか?」
 空耳である事を祈りながら信也は恐る恐る尋ねてみる。
しかし彼は柔らかい笑みを浮かべて
「世の中には知らない方が幸せな事ってあるよね」
 と落ち着いた口調で答えてみせた。
信也はそれ以上聞く事にためらいを覚えてしまう。
隆一の言葉が『警告』のように思えたからだ。
「……まぁ、いいや」
 またしばらく沈黙が続く。
ただでさえ居心地の悪い部屋なのに黙られてしまうと息苦しくなる。
何か会話をしなければ……。
何かきっかけになる物はないか、さりげなく周りを見回す。
「それにしても……ほら、その壺なんかいかにも高そうだよなあ」
 茶褐色の小さな壺を指差す。取り敢えず何でも良かったのだ。
「……あぁ、これ?
これは父さんが気に入っている壺で、なんでも一億は下らないって言ってたっけ」
 一億!? 信也は驚きのあまり言葉が出ない。
「こんな壺に一億も出す人の気が知れないよね?」
 隆一は冷ややかに語りながら、
その壺を片手でヒョイッと軽々しく持ち上げて二、三度宙に浮かした。
信也はワナワナと背中に悪寒を感じながら、気が気でなくなっている。
表情を硬くさせて
「お、おいっ、一億の壺だろう?やめろよ」
 浮ついた声で隆一に警告を促すものの、
その情けない声は信也を自己嫌悪させるだけで何かを変える力など無かったのだ。
四度目に壺が宙を待った時、その壺は隆一の手から大きく外れ、
床に落ちた瞬間に音を立てて壊れてしまった。
 信也は意識が遠くなるのを感じつつ、それに身を任せてもいいとさえ思った。
夢であってほしい……。
意識を失った後、目を覚ました時にそれが夢であってほしかったのだ。
「困ったぞ……」
 隆一はあまり動揺した様子も見せず、腕組みをして深く考え込んでいる。
どれだけそうやっていたのだろうか?
信也は隆一が次の言葉を発するまで意識が飛んでいたらしい。


「大地震でも起こってくれればいいのに……」
 神妙な表情でつぶやくその言葉で信也は我に返る。
「起こるか!」
 素早くツッコミを入れる。彼のテンションは急激に上昇していた。
「起こらないよね……」
 隆一は相変わらずマイペースで、落ち着いた調子で応対する。
「さぁて、信也。今日は何をして遊ぼうか?」
「現実逃避すんな!」
 もはやテンションが最高潮になっている信也がテンポの良いツッコミで応戦する。
そんな信也に隆一は優しく微笑み、神の啓示のように信也を諭す。
「形のあるものは、いつかは壊れるのさ」

              2

 その時、こちらに足音が近づいてくる事に二人は気づく。
「どうした、大きな音がしたが……」
 ドアが開くのと同時に、鼻下に髭を携えた中年の男が姿を見せた。
彼がこの家の主、杉蔵である。
隆一は壺の残骸が死角になるように立っていた。
「何でもないよ。なぁ、信也?」
「うん、どうもお邪魔してます」
 そんな事を俺に振るなよ、と内心で毒づくものの、
何とかこの窮地を脱しなければならない信也は隆一にうまく合わせる。
「そうだ、父さん。少しの間、目を瞑って!」
 隆一は無邪気に、杉蔵に甘えている。信也には彼の考えが分からない。
「ん?何をするんだ?」
「いいから、いいから。最近流行りの遊びなんだ」
 そう言われると断れない杉蔵だった。
 杉蔵が完全に目を瞑るのを確認した隆一は声を殺して信也にある事を頼み込む。
『信也、そこの泥棒撃退用の木刀を取って』
 彼が指差す先には、この部屋にそぐわない木刀が立てかけてあった。
『えっ、何で?』
『早く』
 強い口調で隆一が頼むので信也は素直に従った。
信也が隆一に木刀を渡すのとほぼ同時に杉蔵が陽気に笑い出した。
「ハッハッハッ……隆一、父さんは忙しいんだ。早く終わらせてくれよ」
「うん、分かってるって」
 隆一が天使のような声で甘えている。天使のような悪魔が……。
隆一は杉蔵の背後に回り込むと、後頭部目掛けて木刀を振り落とした。
杉蔵は悲鳴もあげる事もできずに、床に崩れ落ちた。
「おぉぉぉぉぉい!!何してんだよ!?」
 理解不能な信也はすかさずツッコむ。
「知らないのかい?後頭部にある海馬を強打すると三十分ほどの記憶が飛ぶのさ」
 大して悪びれた様子も見せずに、
隆一は落ち着きさえも見せながら壺の破片の収集を始めている。
 信也は恐る恐る杉蔵の顔を覗き込んだ。
「おい、血を流してるぞ?」
 頭からは大量の血が流れ出ていたのだ。それを聞きつけて、隆一も杉蔵を覗き込む。
「特殊メークもここまできたんだね」
 隆一は感心するようにつぶやく。
「本物だよ、このままじゃ死ぬぞ!?」
「さぁて、今のは忘れて次の行動に移るか!」
 信也のツッコミを全く無視して、隆一は気合を入れなおした。
「それは人間として間違ってるぞ!」
 やはり信也のツッコミは無視されて、隆一は次々と壺を割り始めた。
全く隆一の行動が理解できない信也は呆然と彼の奇行を伺うだけで言葉さえ浮かばない。
「信也、お前も手伝ってくれよ」
 もはや信也に断る事などできなかった。
意思決定もできぬまま、言われた通りに壺を叩き割っていく。
一通りの壺を割りつくすと隆一は精根尽きたように深い溜息をつく。
「何て事だ……物取りに荒らされるなんて……」
 先程の落ち着いた様子から態度が急変して、弱々しく不安がっている。
「お前がやったんだろ!」
 信也は気力を振り絞ってツッコミを入れる。
「何言ってるんだよ!」
 甚だおかしいも言わんばかりに隆一は失笑し、
「共犯だろ?」
 と冷たく言い放つ。
「……ろくな大人にはならないぞ……」
 湧き上がる怒りを必死に抑える信也。
「大人にはならないよ。僕はネバーランドに行くんだ」
 もう信也のテンションを下げれる者はいなかった。すかさずツッコむ。
「お前はピーターパンか!」
「今更何言ってるんだよ!ティンカーベル」
「俺を巻き込むな!」
 素早い応戦が続いた後、隆一は溜息をついた。
「配役に不服かい?それなら君がピーターパンでもいいけど……」
「そういう意味じゃねぇよ!」
 そんな二人をまたもやピンチが待っていた。

       3

 ピンポーン
 インターホンが鳴る。その音が現実を逃避していた二人を我に帰らせた。
「来訪者か……」
 隆一が面倒くさそうにつぶやく。
「……おい、どうするんだよ?この状況……絶対やばいぞ」
 信也は気が気でない。しかし隆一は相変わらず穏やかさを保ったまま微笑している。
「家の中に上げなければいいことさ」
 妙に冷静な隆一を見て、信也はいよいよ本格的になってきたな、と思った。
しかし来訪者は二度、三度とインターホンを鳴らしてくる。
「全くうるさいなぁ……」
 渋々隆一は部屋を出ていった。事件現場に一人でいたくなかったので信也もついていく。
「はい、どなた様ですか?」
「宅配便をお届けに参りました」
「今開けます」
 隆一がドアを開けると同時に男が強引に体を押し込んできた。
信也には何が起こったのか理解できなかったが、
隆一が後ろに下がった時、男の手に握られている包丁を確認した。
 男は完全に体を家の中に入れると、すぐにドアの鍵を閉めた。
「いいか!変な仕草をするなよ。その若さで死にたくなかったら黙って金を出しな」
 隆一はポケットをまさぐって財布を取り出す。
「……で、いくら欲しいんだい?」
「はした金じゃねぇ!金庫はどこだって聞いてるんだよ!」
 四十代中盤の慈英には冗談は通じなかった。押し入り強盗に冗談を言う隆一も隆一だが。
「あぁ、それならリビングだよ」
「案内しろ」
 三人は事件現場であるリビングへと舞台を移す事になる。

            4


「……何で、すでに荒らされてるんだよ?」
 慈英はそこが気になった。当然だが。
「手間をかけさせないように、こちらで片付けときました」
「ご苦労……って、おい!」
「どうかしましたか?」
 隆一は不思議そうに尋ねる。
「お前、ここの子供じゃないのか?」
「戸籍上はそうなっているね」
「話をややこしくするなよ」
 もはや緊迫感も閉塞感もあったものではない。
全ては隆一によって壊されてしまったのだ。
しかし誰もそれには気づかない。自然と信也もツッコミを入れていた。
「……ったく末恐ろしいガキだ」
「それには僕も同感だね」
 うんうん、と隆一はうなずいている。
「偉そうに言うな!」
「んで、金庫はどこだ?」
 隆一は何も答えずに、裸婦の石造の方へと歩いていく。
そして裸婦の石造を右に回転させた。意外と軽い物らしい。
ゴトンッという音がしたかと思うと、西側に位置する壁がスライドして金庫が現れた。
 まじまじと慈英が金庫を眺めている隙に、隆一が信也に木刀を取るように命じた。
信也は気配を消して木刀を取ると隆一に手渡した。
「悪は滅びる運命にある」
そうつぶやくと木刀を振りかざす。摩り下ろせばそれで終わりである。
「暗証番号……ってお前その手に持っている木刀は何だ?」
 あと一歩のところで慈英に見つかってしまった。
「僕は素振りをするのが日課でね」
 隆一は微笑しながら爽やかに言う。
「今やらんでいい。それと、暗証番号を教えろ」
「6……4……5……」
「6……4……5……っと。それから?」
「1……8……6……7……」
「1……8……6……7……。……開かないぞ」
 隆一は勝ち誇ったように腕組みをした。
「無事故の喜び大化の改新。大政奉還嫌だろな」
「年号暗記じゃねぇか!」
「鳴くようぐいす平安京」
「ふざけるな!誰が歴史年号を教えろと言った!」
「サービスです」
 すっかり隆一のペースに乗せられて慈英は血圧が上がっていく。
はぁはぁ…と肩で息をしている。
「まぁまぁ、お茶を入れますから落ち着いて」
「押し入り強盗をもてなす奴がどこにいるんだよ」
 しばらく黙って二人のやり取りを眺めていた信也が情けなさそうに愚痴る。
「俺が聞いているのは金庫の暗証番号だ!」
「僕は知らないよ。父さんに聞けば?」
「……で親父はどこにいる。それとなく暗証番号を聞き出せ」
「寝てるよ。……そこで」
 隆一が指差した先には血の水溜りに頭が漬かってる杉蔵の姿があった。
「って、おい!血を流してるぞ」
「お金を出せば命だけは助けてくれるって言ったのに……ひどい……」
 隆一は大粒の涙を流しながら、悲痛な声を上げる。
しかし慈英は隆一を全く無視して杉蔵の様子を確かめていた。
「……まだ息はある。おいっ、お前救急車を呼べ!」
 信也は虚をつかれ「俺か?」と、とっさに返事をした。
「早くしろ!」
「……でも俺、どこに受話器があるか分からないぜ?」
「お前、教えてやれ」
 隆一が信也に耳打ちする。伝達を終えると信也は駆け足で部屋を出て行った。


        5

 部屋にはしばらく沈黙が続いた。
「それにしても、どうして強盗なんか……」
 隆一の問いに慈英は面倒くさそうに答える。
「金だよ。こう見えても俺は小さな会社の社長だったんだぜ?五人の社員と力を合わせて、
 まぁ……そんなに金回りが良かったわけじゃなかったが、それでも事業を展開して……
 成功して……でも失敗だ」
 慈英が隆一をギロリと睨みつける。
「貴様の親が事業を拡大してきたお陰で小さな企業だった俺の会社は潰れたんだ!」
 そこまで話すと慈英はがっくりと肩を落として自嘲気味に話を続ける。
「……社員は去り、家族は出て行き……俺に残ったのは絶望的な額の借金だけさ」
 すっかり気力を失った慈英を尻目に、隆一は怒りをあらわにした。
「甘えるなよ。会社が潰れたのはあんたの無能さが原因だろ。
例えここで金を得る事ができたとしても、
殺人まで犯そうとしたお前が成功できるはずがない!」
 杉蔵を殺そうとしたのは隆一だが……。野暮な事は言わない方が良い。
その時、ドアが開いて信也が戻ってきた。
「救急車は呼んだよ。もうすぐ来るはずだ」
 部屋に入ってきて信也は先程と部屋の空気が違う事に気づいた。
「……そうだよな。事業に失敗したのは俺のせいだ。逆恨みだったよ」
 どうやら隆一が強盗犯を説得したのだろうと一人推測する信也。
隆一は自分の罪を悔やんでいる慈英に天使のような笑みで微笑みかける。
「どんな人生でもやり直しの効かない人生なんてないんです。
微力ですが遠くからあなたの成功を祈っていますよ*
「……ありがとな。俺はもう一度、一からやり直すよ」
 うっすらと目に涙を滲ませる慈英を優しい笑みで包む隆一。
事件は静かに幕を閉じる……

         6

 ピンポーン
 インターホンが鳴る。
「あっ、来たみたいだ」
 玄関のドアが開き、ドタドタと大きな音を立てて足音が近づいてくる。
玄関のドアが開き……??
確か慈英が鍵を閉めたはずだが……。
「助けて!早く助けて!殺される!」
 隆一が大声で助けを呼ぶ。慈英は何が起きているのか分からなかった。
ガタイの良い男が扉を蹴り開けて拳銃を構える。
「動くな!おとなしくしろ」
「えっ?」
 驚きの声を上げながら、慈英は両手を上に挙げた。
何がどうなっているのか全く理解ができない。頭の中は真っ白だ。
「父さんが、父さんが……」
 思わず隆一の方を振り向くと、隆一は涙を流して助けを懇願している。
「落ち着いて。お父さんは助かるから」
 若い刑事らしい男が隆一をなだめる。
「父さんは僕達を守ってくれたんだ。でも揉み合いになって、木刀で……」
 両手を挙げて降参している慈英を複数の警察官が取り押さえ、
ガタイの良い中年刑事が慈英に手錠をかける。
「殺人未遂及び強盗傷害の現行犯で逮捕する」
「ち、違う、違うんだよ刑事さん」
「署でたっぷり聞いてやるから来い」
 哀れ慈英は数人の警察官に囲まれて連行されて行ったのだった。
杉蔵はすぐに病院に運ばれ、二人は軽い事情聴取を受けた。
後日、詳しい話を聞かれるらしい。
「……あの強盗も社会の犠牲者なんだ……」
 妙に真剣な顔をした隆一が同情するようにつぶやく。
「そのうちの一部はお前の犠牲だけどな」
 思わず信也がツッコミを入れる。隆一は失笑する。
「なぁに言ってるんだよ」
 信也の肩に右手を回し、耳打ちする。
「共犯だろ?」
「ろくな大人にはならねぇぞ!」
 信也の怒号が空しく響く……。

      エピローグ


『強盗犯御用!お手柄中学生』

 新聞の小さな記事に載った自分達の記事を信也は黙読している。
『……容疑者は一部犯行を否定しており、自分が来た時には部屋はすでに荒らされていて
 被害者の眞鍋杉蔵さんは倒れていたと一貫して訴えている事から、近く県警は同容疑者を精神鑑定に回す事を予定している』
なんだかあの強盗の人がかわいそうに思えて、少し罪悪感を覚える。
「世の中には知らない方が良い事もあるのさ」
 いつか隆一が言っていたその言葉を思い出した。
まさにその通りだよ、と信也は苦笑する。
隆一は間違って伝わった活躍劇が世間に好評で、
新聞社やテレビから取材に得意の偽善者面で応対している。
杉蔵は一命を取り留めたらしい。事件の事は何も覚えていない。
真実は信也と隆一の胸の中で永遠に封印されていく。
そう、世の中は嘘が蔓延していて嘘が真実となる。そんなものだ。
 信也は新聞を読みながら、少しだけ大人になった。
信也、十四歳の春__

 この物語はノンフィクションですが、
登場人物、団体は架空のものです。

世の中は嘘が蔓延していて嘘が真実となる__

[141] Re: 強盗対策マニュアル
投稿者名: グE
投稿日時: 2001年6月4日 10時11分
笑えしました。
はじめはシリアスかな…。
と思って読み始めたら…。まさかこういう展開になるとは。
強盗と*隆一のやり取りが非常に楽しかったです。
(それにしても強盗の人はかわいそうですね。)
>世の中は嘘が蔓延していて嘘が真実となる__
とはいえ、この言葉は深いですね。
では

[142] こんな対策はあちきには無理だ(笑)
投稿者名: 空理空論 (ホームページ)
投稿日時: 2001年6月6日 13時49分
隆一がものすごくクセモノ、ですね。
というか一体どういう頭の構造をしてるんだか・・・。
偶発的に起こった出来事を次々といなしてゆく姿は、
もはやただの御手柄中学生ではありますまい(笑)
不運なのは強盗か、杉蔵か、いや、実は信也かもしれない。
でも逆に幸運でもある気もするし。
嘘というのは、恐ろしいです・・・。

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