233 Reply バグ夫くん3 よしむら MAIL 2002/11/26 13:24
003300
「はぁ…」
「どうしたよしむら、溜め息なんかついて」
「あぁ、SS書く事の難しさってのを改めて感じてな」
「なんじゃそりゃ?」
「今度はKanonSSを書いてたんだよ。
持ちネタ4つのうち2つはなんとか書けたんだが…
あとの2つがどうしても書けなくてとうとうボツになってしまった」
「…まさか、今回もまたボツネタ掃除か?」
「今回のはマジボツじゃあっ!!
出来ればこんな形で公開なぞしたくなかったわっ!!」
「あーはいはいわかったからさっさと始めろ」
「う、うむ…まずは『Kanon100%』というネタから」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

<Kanon100%>



『名雪の場合』
ねこさん=30%
イチゴ=30%
ケロピー=30%
祐一=10%

「俺ネコやイチゴより格下っ!?」


『あゆの場合』
たいやき=100%

「うん、予想はしてたがやはりあゆはたいやきが全てか」


『舞の場合』
牛丼=50%
佐祐理の弁当=50%

「俺0%かよ…」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「と、ここまで書いたんだが…」
「見事に面白くないな」
「うん…Kanonのキャラを%で振り分けてみようっていう
小ネタ的なギャグを目指したんだが、3人書いた所で面白くない事に気付いて
書く気が失せてしまったよ…」

「で、もう一つは?」
「これは『Kanonの挑戦状』ってタイトルだな」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

<Kanonの挑戦状>


「あー、暇だな」
部屋でベッドに寝転がって俺は唸っていた。
名雪は部活の合宿、
真琴はバイト、
秋子さんは仕事、
あゆは朝からどこか出掛けてていない、
今この家には俺一人だけなのである。
誰かの家に遊びに行く事も考えたがみんな忙しいとの事。
「仕方ない…ゲームでもしよう」
俺は棚からファミコンを取りだした。
一応ニューファミコンの方である。
初期型はテレビに繋ぐのが大変なんだ。
「プレステもいいけど、ゲームと言ったらやはりファミコンだな。
このチープな所がたまらんのよ」
そういや、この前中古で買ってきたゲームがあったな。
あれをやってみるか。
「どこにあったっけ…あぁ、あったあった。
タイトルは…『Kanonの挑戦状』?変なタイトルだな?」
昔『たけしの挑戦状』というゲーム史上に残るクソゲーがあったな。
「ま、いいか。どんなゲームだろう…やってみるか」
さっそくカセットを入れて電源をカチッとな。

『Kanonの挑戦状』

タイトルが出たな。
まずは名前を決めるのか。
ここは『祐一』と…
さぁ何が出るんだ?
『俺はベッドの上で目を覚ました』
ほほぉ、自分の部屋の中かな。
さて、まずは起きて…
『ドタンッ!俺はベッドから転げ落ちた』
おやおや、寝ぼけているのか?

『ゲームオーバー』

はやっ!もう死んだ!
ベッドから落ちて死ぬなんて、スペランカー並の弱さだぞ!
コンティニューだ!
『俺はベッドから起きあがり、部屋の外に出た。
隣の部屋から騒音が聞こえてくる。従兄弟の目覚まし時計だろう。
仕方なく俺は従兄弟を起こしに行こうと隣の部屋のドアを開けた』
大変だなぁ。気持ちわかるぞ。
『ジリリリリリリリリリリリリリリリ!!
ドアを開けた瞬間とてつもない騒音が俺を襲った』
うわぁ。

『ゲームオーバー』

死んだーっ!?
目覚ましの騒音で死んだよ!
どんだけ凄い音なんだ!?
コンティニューだ!
『従兄弟の名雪が眠っている。どうしてこんな騒音の中眠れるのだろう』
待て。凄く見た事のある名前が出たぞ。
しかもただの同名じゃない。
ファミコンのドット絵でもわかるあのとぼけたツラは名雪だ、間違いない。
『名雪をどうやって起こそうか?
・チューする
・チューする
・チューする』
なんじゃこの選択肢はーっ!?
名雪とチューする以外にないんかい!
…まぁゲームの中だし、いいよな?
誰に言ってるのかわからんが。
『俺は名雪の唇に顔を近付けていった…
その時ドアを開けて真琴が現れた!
<祐一!今日こそやっつけてやるんだから!>』
真琴もいるのかっ!?
『真琴が現れた!
・たたかう
・にげる
・アイテム
・チューする』
いきなりRPGの戦闘になった!
しかも最後の選択肢おかしいし!
と、とにかく真琴相手に逃げてたまるか!
『祐一のこうげき!真琴に3のダメージ!
真琴は秋子さんを呼んだ!
<あらあら朝から騒がしいわねぇ。
ジャムでも食べて落ち着きなさい>』
まさか!?
嫌な予感が!

『ゲームオーバー』

やっぱりーっ!
そりゃ死ぬよなさすがに。
コンティニュー(以下略)!
『時計を見るともう遅刻寸前だ。
急がないと学校に間に合わない』
おおっ、今度は横スクロールのアクションになった!
制限時間内にクリアしろってか!
よし、こういうのは得意だ!
『にゃー』
猫が出てきたぞ、敵かな?
攻撃とか出来るのか?
『バシュゥゥッ!!』
おぉっ、なんか弾出して猫やっつけたぞ!
…何者だこの主人公。
『ねこさんいじめたーっひどいよ祐一ーっ』
と、いきなり後ろから名雪が現れて襲いかかってきた。

『ゲームオーバー』

うわ、むかつく。名雪にやられた。
ていうかルールわかんねぇよこのゲーム。
コンティ(略)!
『学校に着いた。しかし教室に辿り着くには

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「と、ここまで書いた所で終わってしまった」
「…微妙だな」
「うん、これってもっとネタが良ければ
けっこう面白いSSになると思うんだ。
でも俺にはこれを面白くするだけのギャグが思いつかなかったよ。
実はこのSSには元ネタ、というかきっかけがあって
FUJIWARAというお笑いコンビのコント、
『スーパーゴリオ』を見てこれが凄い面白くて
こんな感じのネタを自分で書いてみたいなと思ったんだが…
残念ながら失敗に終わったということだ」
「それはそうとコンティニューがだんだん略されてるんだが…」
「うん、この次は『コ(略)!』最後は『(略)!』ってやるつもりだった」
「略しすぎだろ」
「うん、そういうツッコミが欲しかった」


「今回はこんな所だ…あぁ、今回は本当に残念だ…
こいつらはボツではなくきちんと書くつもりだったんだ…
でもな、俺としてもやっぱり面白いネタを書きたいわけよ。
それが自分でさえ面白くない物…書けないだろ?」
「まぁ趣味でやってる事だしな。好きでないネタは…書けんわなぁ」
「相変わらずノリと勢いだけで書いてるからなぁ…
勢いが死ぬとどうしようもないのよ」
「全く…次回はもうちょいましなネタ書けよ」
「うん、ていうか次回もバグ夫くんだと思うけどな」
「え゛!?」


「私は!?」
ごめん、ラリ子さん今回出番なし。



後書き
ごめんなさい、今回かなりいい加減に書きました。
バグ夫くん、次回は違うネタやります。
234 Reply おしいかも 空理空論 MAIL URL 2002/11/26 23:35
cc9999
>Kanon100%
使い方があっさりしすぎてるような…。
細かく攻めれば十分ネタになりますよ。

>Kanonの挑戦状
結構面白いと思ったんですが…ボツですかあ…。
それにしてもコンテニュールールがどんなやねん、ってなもんですな(笑)

で、ここでやっぱり思うのは、
こういうボツネタ整理的に書けるのはなんか羨ましいってこと。
私自身、話の展開を変えるのはあれど、没状態にはしないですから。←しろよ
235 Reply 勢いかぁ・・・。 グE MAIL 2002/11/29 07:37
cc9999
それは重要ですよね、
因みに私はいつも死にまくりです(爆)
最初はいいんですが、後半にいくと・・・。
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