209 Reply バグ夫くん2 よしむら MAIL 2002/11/03 11:02
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ども、バグ夫です。
まさか2回目があるとはな…
もっと他に書くべきネタもあるだろうに…
「誰に話してるのバグ夫?」
「読者の皆様に…そう、モニターの前にいるあなた達です!」
「いや、オンバトみたいに叫ばれてもわかんないわよ。
そんな事より、これからよしむらの所に行くんでしょ?」
「また?」
「なんかゴミ掃除手伝ってほしいって」


というわけで、俺とラリ子さんはよしむら宅へとやってきた。
「よぉ、来てくれたか」
「来てくれたかじゃねーだろ。なんで俺達がお前の手伝いをせにゃならんのだ」
「いいじゃないか、こうして第2弾が書けたんだし」
「まぁ、面倒だけど出番のためにやるわ。
さっさと始めましょ。何から片付けたらいいの?」
さすがラリ子さん、仕切るなぁ。
「うむ。まずはギャルゲー系から行こうか。
こみっくパーティーネタで仮タイトル『大志とお出かけ』だ」
「…はぁ?」

和樹はなんだかんだで世話になってる大志に礼をしようと考えた。
大志は普段からオタクな物にしか興味がないのでたまには
普通の生活をさせてみようと和樹は大志を誘って二人きりで出掛けるんだ。
そこで和樹は買い物や映画、カラオケなど一般的な遊びをさせてみる。
しかし大志はいつものノリでオタクな行動をとってしまう。
買い物…同人誌買い漁り。
映画…アニメ映画。
カラオケ…アニソンオンリー。
てな具合で。
やっぱり大志に普通な生活なんて無理かなぁと思う和樹。
帰り道でその事を大志に告げると大志はこう言うんだ。
「何を言う、マイブラザー。お前は吾輩を楽しませようとしてくれたのだろう?
その気持ちだけで吾輩は感謝の極みだ。楽しかったぞマイブラザー。
吾輩は今日この日を生涯忘れる事のない思い出として心に焼き付けよう」

「大志に普通な事させてみたいって思いつきで考えたネタだ。
内容としては和樹と大志の友情物、かなぁ」
「おぃ」
「なんだ?」
「俺達ゴミ掃除に呼ばれたんじゃなかったっけ?」
「だからゴミ掃除じゃないか」
「なんでお前のSSのネタを聞かされにゃならん」
「いや、これ思いついたはいいけどとても書けそうにないから
ボツネタ扱いでこうして公開しようかなって」
「まさか…今回のゴミ掃除って…」
「そう、俺のボツネタの公開」
「帰る」
「待ってくれよ〜、こんなネタ出来るのこのシリーズだけなんだよ〜」
「それで私達が呼ばれたのね…全く、迷惑な話よね」
「そんな事言わないで頼むよ〜君らは適当にツッコミとか入れるだけでいいんだ。楽な仕事だろ?」
「ったく…仕方ない、さっさと終わらせてくれ」
「おぅ、次はToHeartネタだ。仮タイトルは『姉妹仁義』」

来栖川綾香は浩之を好きになった事を姉の芹香に相談する。
ところが芹香も浩之の事が好きだと告白。
どちらも浩之を譲る気なんてナッシング。
その瞬間から二人は恋敵。
暴力と魔法飛び交う壮絶な姉妹喧嘩が始まる。

「芹香先輩は恋敵と認識した妹の綾香に向かってこう言うんだよ。『私に妹なんていないわ』と」
「パクリじゃんっ!」
「つーかこれ言わせたいがためにこのネタ考えたようなもんだぞ?」
「物凄くどうでもいい理由ね。で、オチは?」
「二人が戦ってるその頃、セリオが抜け駆けしてる」
「なんじゃそりゃあっ!?」
「ていうかなんでセリオなのよ」
「いや、その方が面白いかなって…あとは俺の趣味も多少ある」
「こいつは…」
「じゃ次行こうか、次はAIRネタで仮タイトル『サブキャラ改造計画』」

国崎往人は晴子、聖、みちるを呼び出し、こう告げた。
「あんたら黙っていればけっこういい線いってるんだから、少しはおとなしくなってみないか?」

「てな感じで3人をいい感じのキャラに改造してみようってネタ。
きっかけはKanonではサブキャラとのカップリングネタは山ほどあるのに
AIRではほとんど見た事ないなぁと思ってな」
「晴子と聖はまだしもみちるは犯罪だろうが」
「まぁそこでサブキャラの改造が思いついたわけだ。一応オチもあるんだぞ。
黙っていればいい線なのは往人も同じなので3人にあれこれ改造されるんだ」
「結局不憫な役が似合うのよね…国崎往人って」
「そういうこと。次もAIRネタ、これは仮タイトルすら決まっていない…」

国崎往人が女になった。

「短っ!」
「ていうかこれネタなの?」
「まぁ聞け。そもそものきっかけは往人を「ゆき」って名前にしたら
女の子みたいだなぁ…って思って」
「そんな理由ーっ!?」
「それに考えてもみろ。KanonやONEで祐一や浩平が女性化するネタは
けっこうありふれているがAIRの往人ではあまりないだろう?
少なくとも俺は見た事がない。だから新鮮かなって…」
「というかAIRのSS自体数少ないし…」
「まぁあの往人の事だ。女性化しても性格はかわらんだろう。
顔は美人なのに行動には女らしさの欠片もないんだ」
「例えば?」
「平気で上半身裸になったり」
「…いや、それは…」
「往人ならやる!やりかねんっ!」
「力説すんなよそんな事」
「とにかく女性化した往人に女としての自覚とか恥じらいとかがまるでないのね。
それを観鈴達がなんとかフォローしていくと…」
「うん、そんな感じのネタにしたかったんだ」
「お前なぁ…」
「とりあえずギャルゲー系は以上だ。
これらのネタが書けない理由としてやっぱり肝心のゲームをやってないことだな。
何を今更って気もするが情報量が少ない上にあんまり無茶なネタやると
後々面倒な事になりそうなんでな…」
「確かに、今まで書いたネタにもいくつかミスありそうだもんなぁ」
「………」
「黙るなよ」
「ま、まぁそういう事でだ。書いても公開出来そうにないってのがボツにした理由だ」
「ごまかせてないわよ」
「まぁ、公開出来ないんじゃ書く気も失せるわなぁ…」
「ところで、この「こみパ捕物帳」ってデータは何なのかしら?」
「あぁっ!それはちょっと前に俺が気まぐれで書いたこみパSS!
書いたはいいけど前述の理由で公開してないんだ!
読みたい人はメールで連絡を、添付して送ります。
ただし面白くなくても責任はもちません」
「さりげなく宣伝するなぁっ!」
「やり方がせこいわね」


「さぁ、次はオリジナル系行こうか。
先日のオリジナル祭りで使えなかったネタが大半だな。
ある意味今回のゴミ掃除はここからが本番だ。
まずは「最小公倍数」ってネタから」

ある高校が舞台。
二ノ宮は大好きな九条に告白しようとするが…

「二ノ宮が男、九条が女です。念のため」
「で、どんなストーリーなんだ?」
「いや…漠然としたイメージだけで細かいストーリーなどは、全然」
「おぃ」
「考えていたのは九条は学校でもかなりの実力者なのに対して
二ノ宮は勉強もスポーツも大したことのない男だということだ。
だから告白してきた二ノ宮に九条は最初冷たく当たるんだ」
「で、タイトルの最小公倍数って意味は?」
「うむ。そこがこのネタのポイントだ。俺はこう考えてみた。
全ての人間に数字が割り当てられていたとしよう。
当然全ての人間の数字は違う。だから能力なり考え方なり違いが出てきて時に衝突もする。
でも互いの人間が努力して数字が同じになった時、
わかりあえるんじゃないかな、と思ったわけ。
そのわかりあえる数字が最小公倍数なんだ」
「あ、だから二人の名前に数字が入ってるんだ。
2と9だから最小公倍数は18…
九条は2倍の努力ですむけど二ノ宮は9倍頑張らなきゃ18になれないぞ。
大変だな…」
「まぁ最後は二ノ宮の真剣さを見て彼を少しだけ認める…
てなオチにするつもりだったんだけどな」
「次は?」
「えーと、仮タイトルすらないけどこんなネタ」

人の実力が数値で現される世界で
主人公の少年は冒険の夢を見るが…

「さっきも人間に数字を当てはめるネタだったがこっちはもっとダイレクトだ。
何か立派な人物を表現する時に「器が大きい」と言うだろう?
そういう「人の器」が数値で表現出来たらどうだろう?と。
この世界ではその「人の器」がCPという単位で見えるんだ。
100CP、320CP、8600CPてな具合に」
「何か…ドラ○ンボールの戦闘力みたいだな」
「うん、実際そんな感じに使うつもりだったしね。
だから努力次第でこの数値は上げる事が可能なんだ。
主人公は最初は大した事ない数値だけど冒険で成長して
どんどん数値がレベルアップしていくんだ」
「バトルものの王道ね。ワンピ○スとかの影響も受けてるんじゃない?」
「ははは…わりとな。んじゃ次。これも仮タイトルないなぁ…」

とある惑星。
止まらない環境破壊についに星自体が怒り、
人間を滅ぼすために怪物を作りだした。
多くの怪物によって街が滅び、ほとんどの人間が死に絶えた惑星で
主人公は一人あてもなく彷徨っていた…

「また無茶な設定だなぁ…」
「きっかけは惑星に意思があったらどうかなって思いつきなんだ。
それで人間が環境荒らしまくって惑星が「お前らええかげんにせぇ」なんて
怒って怪物出してきたらどうよ、って」
「で、ストーリーは?」
「主人公が人間集めて怪物と戦うんだけど…
なにしろ惑星が作りだした怪物だからいくら倒しても次々産まれてきてきりがない。
そこで主人公は星の怒りを治めようと「星の意思」へと向かうんだ」
「原因は人間による環境破壊でしょ?簡単に許してくれるとは思えないけど…」
「そこがまた難しいんだけどな…まぁボツネタにこれ以上あれこれ言っても仕方ないだろう。
次はこういうネタだ」

女を見下している詐欺師の男が新たな女をターゲットにする。
ところが相手は男をバカにしている女詐欺師だった。

「前にコミックブレイドだったかな?それで女をバカにしてる
ストーカー男の話があってそれ見て思いついた」
「思いついたって…お前これ書けんのか?」
「いや、無理」
「アホかぁっ!」
「だってせっかく思いついたんだぞ?何かに使えるかもしれないと思って
ついついネタ帳にストックしてしまったんだよぉ〜…」
「そうやって使えもしないネタがたまってボツになっていくのね…」
「…ちゃっちゃと次行くぞ。次はどんなネタだ?」
「えーと、一応「殺人鬼の憂鬱」ってタイトルだ」

街を震撼させた殺人鬼をついに追いつめた一人の刑事。
殺人鬼は刑事との最後の戦いのさなか己の胸の内を語り始める。

「この殺人鬼は殺人がいけない事くらいわかっていたんだよ。
しかしやめられなかった、何故かって好きだからだよ、人殺すのが。
好きだからやめられないし、やめようとも思わない。
だから俺を止めたければ俺を殺せと」
「で、刑事はどうするんだよ?」
「刑事はこの殺人鬼に対して独特な考え方を持っていた。
確かにこの殺人鬼は悪いヤツだけどけして狂ってるわけじゃない。
むしろとても理性的で自分の信念をしっかり持っているヤツだと。
殺人鬼でさえなければきっと立派な人物になれたろうに…と。
そして刑事はせめて自分の手で決着をつけることが
殺人鬼に対する礼儀だと考え、最後の戦いに挑む」
「結果は…どうなるんだ?」
「刑事の勝利に終わる、でも殺人鬼は恨み言を吐くどころか
メチャメチャ穏やかな顔で刑事に感謝しながら死んでいくんだ。
殺人鬼もこの刑事に敬意を持っていたのさ」
「…なんかコメントしにくいネタだな」
「うん。俺も書いててちょっと思った」
「次行きましょ…」
「そうだな。次はこんなネタ」

とある国で反乱が起こり、国はある男によって支配された。
男は徹底的な弱肉強食を主張し、弱い者を大量に処刑しようとした。
それを止めようと主人公は男に戦いを挑む。

「このネタのテーマは「強さと弱さ」だ」
「ほぉ、でそのココロは?」
「主人公は人間は人それぞれ違いがあってみんな懸命に生きている、
強い者が弱い者を虐げるなんて間違ってると主張するんだ」
「で、対する支配者の男は?」
「そこで男は過去を語り出すんだ。
この男の父親はそれは立派な男でね。
とても強くて優しく、誰からも尊敬され、男も父親を誇りに思っていた。
しかし父親は部下に裏切られて全てを失い、やがて命を落とした。
男はその部下を大層恨み、父親の仇を討った。
しかし復讐を果たした男はこう思った。
弱い者が強くなる努力もせずに強い者を陥れるなんて間違ってると。
弱い者が自分の弱さを正当化して強い者の足を引っ張る世の中はおかしいと。
弱い者を守るばかりで強い者が正当に評価されないのは変だと。
そうして男は弱い者を徹底的に処分し、真に強い者を残す事が正しい在り方だと言うんだ」
「確かに悲しい過去には違いないがだからってこんな過激な…」
「でも難しい問題よね…人はみんな違うから時には考え方や価値観の違いから争いが起こる。
でも…だからこそ互いの立場や考えを尊重して歩み寄らなければいけないのかもね」
「…なんかしんみりしてしまったな」
「うむ…なにしろ俺が落ち込んでる時に思いついたネタだからな…
ネタの内容もけっこうハードだ…」
「…もう、さっさと次行くわよっ!」
「よし、次はこれだ」

主人公は悪と戦うヒーロー。
いよいよ悪の科学者との最後の決戦。
しかしここにきて敵は大反撃に出た。
まるでこっちの手の内がわかっているかのような手際の良さ。
果たしてヒーローはこの戦いに勝つ事が出来るのか…

「この話のメインは敵の秘策にあるんだ。
何故敵はこっちの作戦がわかっていたのか…それは…」
「それは?」
「一度この作戦で負けているからだ」
「はぁ?」
「最初から説明しよう。この敵は一度最終決戦を行ってヒーローに負けたんだ。
しかし科学者は密かに用意していたタイムマシンで過去に戻るんだ。
最終決戦が始まる前の時間まで…そして最終決戦をやり直したんだ。
だからヒーローの作戦がわかっているんだ」
「で…オチはどうなるんだ?」
「なんとかヒーローは勝てたんだけど敵は懲りずにもう一度タイムマシンで最終決戦をやり直そうとする。
しかしそこにもう一人ヒーローが乱入してそれを阻止し、ようやく敵に完全勝利するのだ。
この乱入ヒーローは一番最初に敵を倒したヒーローで、敵がタイムマシンで過去に逃げた事を知って
追いかけてきたのだ」
「…タイムパラドックスとかどうなってるんだオイ」
「気にするな」
「気になるって」
「さぁ、ゴミ掃除も次でラストね?」
「あぁ、ラストはこれだ」

主人公の男はもてない学生。
女の子が突然部屋に現れて俺に惚れてくれたりしないかなぁなんて
オタクくさい妄想にふけっていたその時、ホントに誰か部屋に現れた。
まさかマジで!?と思ったが、現れたのは男だった…

「アホねこいつ」
「身も蓋もねぇな。まぁこの手の同居系ラブコメってのは今やありふれているからな。
それに対する挑戦、みたいな?」
「ウソつけ、ただの思いつきのくせに」
「ばれた?」
「わからいでか」
「しかしこの現れた方の男もここが誰か女の子の部屋でいい雰囲気になったりしないかなんて、
似たような事考えてたんだ。だからあてが外れて最初の部屋の男と大喧嘩になる」
「目くそ鼻くそ…」
「ラリ子さん辛辣だなぁ」
「まぁそれでも仕方なく同居生活を続けていくうちに友情が…てな感じにしたかったんだよなぁ」
「ネタの加工間違えたらや○いSSになっちゃうわね」
「やめれ」


「よっしゃ、ゴミ掃除もこれで終わりだ。二人とも今日はご苦労さん」
「全く…くだらねぇ事に呼びやがって…
大体こんな事しなくたって、ネタをボツにするなら黙って処分すればすむじゃないかよ」
「確かにそうしたネタも一部はある。しかし今回のネタは話として膨らまずに
書くのを断念したとはいえ、このまま捨ててしまうのも惜しいと思った奴ばかりなんだ。
だったらそのボツになった過程自体をネタにしてこうして公開すれば少しは意味があるかなぁ、と」
「確かにネタにはなったわね…滅茶苦茶な荒業だけど」
「これで俺のネタのストックもすっきり。残りのネタをなんとか形に出来るよう頑張るよ」
「出来るのか?これからまた忙しくなって大変だろうに。就職の目途も全然たってないのに…
それでなくてもこの前バイトでトラブったって聞いたが…」
「………」
「こらーっ!天井から吊したロープの輪っかに首を入れるなぁっ!」



後書き
作者とは関係ない…はず(弱気)
とりあえず、やりたい放題です。このシリーズ。
215 Reply ごみ掃除… グE MAIL 2002/11/13 20:38
cc9999
私もたまっているなぁ・・・。
(遠い目。)
一回やるかな、マジで。
こういうシリーズも面白いですね、よかったです。
225 Reply ぼつぼつ 空理空論 MAIL URL 2002/11/25 00:06
808000
没ネタの紹介、私もやろうかな、とか思ったり。
しかしながら、私の場合は“いつか書く”の信念の元ネタを抱えてるので
ただの予告にしかならないという点で、何かがうらやましかったりします(笑)

一点だけ謎のコメント(なんのこっちゃ)
女と男のどうたらってのは、多少違う設定ですが私が随分前に書こうとして
書こうとしただけになってるネタでもありました。
いやはや懐かしいなあ(片鱗が実はこのHPにあったりするのだけど、
誰もそんなもん覚えてないだろうなあ)
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