257 Reply ある一場面に遭遇した乎一郎 乎二郎 2003/02/21 18:48
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今日、僕は学校から帰ってから太助くんの家に来ている。
それには訳がある。今日はルーアン先生が宿直だという
ことを知ったたかしくんが、
「太助とシャオちゃんを二人っきりにいかねーぜ。乎一
郎、今日は太助ン家に泊まるぞ。」
「たかしくん、キリュウちゃんのこと忘れてない?」
「チッチッチ、あまいぞ乎一郎、キリュウちゃんは、あの
二人を二人っきりにするにきまってるだろう。」
と、強引につれてこられた。
当然、出雲さんと花織ちゃんもいる。
なぜだかわからないけど山野辺さんもいる。
本当は、ルーアン先生の所にいきたかったのになぁ。



夕食を食べて一時間ぐらいたったころ、
(ルーアン先生の所にいけばよかったなぁ。)
と、僕が考えていると
「乎一郎、花織ちゃんのゲームやるから、太助呼んできて
くれよ、たぶん二階の太助の部屋にいるから。」
断ったら面倒なことになりそうだなと思ったぼくは、
「わかったよ、たかしくん。」
と言ってリビングを出た。

僕が階段を上ろうとしたとき、
「遠藤。」
と、呼び止められて、
「邪魔だけはすんなよすんなよ。」
と言ってリビングに入っていった。

(どうゆう意味だろう。)
と、考えながら階段をのぼって太助くんの部屋のドアを開
けようとした。
そのとき、
「太助様。」
と、シャオちゃんの声がした。
(山野辺さんの言ってたのってこうゆう意味か。)
と思いながらも、その会話を立ち聞きしてしまった。

「私、ときどき思うんです。みなさんといっしょにいると
とても楽しいです。でも、こんな生活がいつか壊れてしま
うと思うと、私なんだか怖いんです。」
シャオちゃんは、泣いている感じだった。
太助くんは少し考えるように間をおいた、そして口を開い
た、
「シャオ、聞いてくれ。俺がいつかシャオを使命から解き
放ってみせる、だから心配するな。」
「太助様・・・。」

そこまで聞いて僕はドアの前から離れた。
(太助君は本当にシャオちゃんのことを想っているんだなぁ。
 がんばれ、太助くん。)
そんなことを思いながら階段を下りた。
その途中、僕はあることを心に決めた。
(僕は、太助くんを応援しよう、たかしくんには悪いけど。)
僕がドアを開けてリビングに入ると、
「乎一郎、太助は?」
僕はさっき決めたことを実行した。
「寝てたから起こしちゃ悪いかなーと思って起こさなかった
 んだ。」
たかしくんは、
「しょうがないなー、太助のやつ。」
と言ってみんなのほうに走って行った。
ふと横を見ると山野辺さんがよくやったという感じの顔をし
ていた。



この後、たかしくんたちがシャオちゃんがいないことに気が
ついて、まさか、と太助君の部屋に駆け込んだことは言うま
でもない。




あとがき
どうも、乎二郎です。
二回目の投稿です。
今回は、乎一郎の視点で書いてみました。
乎一郎を選んだ理由は、
1、こうゆう場面に一番遭遇しそうだから。
2、個人的に乎一郎が好きだから。
です。
書きながら、こうゆうのって難しいなと思い
ました。題名も展開も終わり方も中途半端になって
しまいました。まだまだ未熟だなと思いまし
た。
258 Reply こういう場面 空理空論 MAIL URL 2003/02/22 23:45
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そういえば…と、乎一郎が太助とシャオのそんな
場面に遭遇する話ってのは、ほとんど見た事が無かった気がします。
やっぱり乎一郎の場合だと、二人を応援するのであろうかなあ、
自分とルーアンとの関係もあるし。

もっとも、彼の場合はほとんど中間の立場となるでしょうと思います。
つまりは、たかし達側にもならず、翔子側にもならず(こういう表現はいかがとも思うが)
…なんて書きつつも、やっぱり遭遇したら、
このお話の様な態度を取りそうだな〜なんて思ったり。
好きです、こういうの。
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