138 Reply 新たなる精霊 その3 グリフィン 2002/05/13 21:49
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「ただいま〜たー様」

リビングに入ってくるなり太助に抱きつくルーアンに対して嫌がる太助

「だぁールーアンくっつくなー!」

キリュウもリビングに入ってきた

「ただいま主殿」

太助にくっついているルーアンが見慣れた2人を見つけた

「あれ?烈境!風雪!久しぶりじゃない!2500年ぶりかしら」

ルーアンの言葉で2人に気づき

「おお!烈境殿ではないか!それに風雪殿も久しぶりじゃないか!」

久しぶりの挨拶をする2人だが、烈境と風雪はあっけに取られている

「ん?どうした?」と、太助が尋ねた声に反応してやっと我に返った

「日天!地天!お前らどうしてここに!?」

風雪も口をぽっかり開けて驚いていた

「どうしてって?主様に呼ばれたからに決まってるでしょ?」

「うむ」

「そ、そりゃそうだけどよ、それに月天まで」

戸惑っている烈境を横目に風雪が

「も、もしかして日天、月天、地天、炎天、氷天同〜???」

「そっそんなまさか」

「いやそうだよ」

今まで沈黙していた太助が説明しはじめた

「俺の親父は中国で絵を描いてるんだけどそこで見つけた
支天輪、黒天筒、短天扇を俺に送ってきて俺が呼び出したんだ、蓮天球と麗天球も親父から送られてきたんだ」

太助が説明すると2人は納得した

「そうだったのか」

「ところで2人の使命と能力ってなんなんだ?」

「ああ、それは、俺は主の体を鍛えるのが使命だ、まぁ地天が居るんなら基礎体力はついてると思うがな」

この言葉にキリュウは顔を赤らめた

「それに炎と火の技が使えるこんなもんかな」

「私は、主の体を癒すのが役目です、まぁシャオちゃんがいるから心を癒すほうは大丈夫だと思うけどね」

今度は太助とシャオが顔を赤らめた

これを見ていたルーアンはムッとした顔をした

「ふふ、あと氷と水の魔法が使えるわ、それに、あ、シャオちゃん、離珠ちゃんをよんでくれる?」

風雪の頼みを聞いてシャオは離珠を呼び出した

「来々離珠」

支天輪から離珠が現れた

(何でしか?シャオ様)

「私じゃなくて風雪さんが用があるらしいんですよ」

「こんにちは、離珠ちゃん」

(!お久しぶりでしね、風雪しゃん)

久しぶりにあった風雪に喜ぶ離珠だが

「離珠ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけどいい?」

(いいでしよ、何でしか?)

「ちょっとシャオちゃんにテレパシーを送ってみてくれる?」

(いいでしよ、シャオしゃま今日の晩ご飯はなんでしか?)

「えっと、今日は…」

先を言おうとしたが

「ちょっと待って、シャオちゃん今、離珠ちゃんは今日の晩御飯は何って聞いたでしょ?」

シャオと離珠は驚いて風雪を見ていた

『も、もしかして』

太助とルーアン、キリュウはそろっていった

「ええ、そうですよ、私はテレパシーが使えますシャオちゃんや離珠ちゃんともテレパシーで会話ができますよ、それに私自身がアンテナになって離珠ちゃんのテレパシーを誰か1人に飛ばすことができます。この場合、主様に送れるようにしたいんですけどいいですか?」

これには皆驚いた、

「いいですか?主様」

「ああいいよ」

そういって何やら呪文を唱えはじめた


「月の星神離珠のテレパシ一、我を通して我が主に伝えたまえ氷意!」


呪文が終わると満面の笑顔で

「終わりました(ハート)」

皆は太助と離珠をどこが変わったかじろじろ見ている

「離珠ちゃん、主様にテレパシーを送ってみて」

(はいでし! 太助しゃま、太助しゃまはシャオしゃまの事をどう思っているんでしか?)


ぼぉーーーーーー


これが聞こえたらしく太助の顔は火山のような赤い顔をした

シャオには聞こえていないらしく「?」な、顔をしていた

「太助様どうしたんですか?離珠が何か?」

「い、いや離珠は悪くないよ」

「?、そうですか」

この2人を横目に離珠は喜んでいた

(やった―でし、太助しゃまとお話ができるでし)

「よかったわね、離珠、風雪さんにお礼を言いなさい」

(ありがとうでし、風雪しゃん、離珠、とっても嬉しいでし)

「どういたしまして、喜んでもらって嬉しいわ」

「じゃあ私は晩御飯の用意をしてきますね」

と言って、リビングを出て行こうとしたシャオに風雪が

「待って、シャオちゃん私も手伝うわ」

「まぁ、ありがとうございます」

2人がリビングから出て行く

「さて、私も自分の部屋で休ませたもらうは、ご飯ができたら呼んで頂戴」

「私も、自室に行く」

と言ってルーアンとキリュウもリビングを出て行く

リビングに残った烈境と太助は沈黙していた

「おい太助、お前月天の事好きなんだろう?」

突然の質問に戸惑った太助だが、

「ああ、おれはシャオが大好きだ、だから今俺はキリュウの試練を受けてシャオを守護月天の宿命から解き放とうとしているんだ」

しばしの沈黙が流れる

「そうか、そういう事なら俺たちも手伝おう、どうせ邪魔者が居るんだろ月天は容姿がいいからな 安心しろ俺は月天には手をださねぇよ」  

「手が出せねぇ訳もあるからな」

小声で言う烈境に

「ん?なんか言ったか?」

「いや、なんでもない」

その時、台所から

「太助様〜晩御飯のよういができましたので皆さんを呼んでくださ〜い」

「ああ、分かった、烈境、先に行ってろ俺はルーアンとキリュウ呼んでくるから」

「ああ、わかった」

そして皆集まりいつもより多い食卓になった


そして楽しい食卓が終わると太助は、今日の部屋割りを考えていた

「人数が増えてからな、部屋割りはどうするかな〜」

5分後

「よし!烈境、風雪今日の寝るところだけど風雪がシャオの部屋、烈境はおれのへやでいいか?明日羽林軍に部屋を作ってもらうから」

「ああ、分かった」

「分かりました」

そして11時になり七梨家は静かになった


あとがき

どうでしたか?一応一段らくしたんですけど
満足していただけましたか?
つぎは学校の話と那奈が帰ってくる話です
139 Reply しょうかい 空理空論 MAIL URL 2002/05/17 00:13
7b68ee
とりあえずは自己紹介、なのですね。
個人的にはテレパシーの部分が好き、かな。
この力を応用して色々とやってほしい気がします。
離珠だけにとどまらず。
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